安倍政権は入院給食の患者負担額の値上げを計画しています。厚生労働省は社会保障審議会の医療保険部会に、「調理費相当分など」を新たに課す案を示しました(7日)。入院からのしめ出しを強め、病床を減らすのがねらいです。 (杉本恒如) 現在、一般病床と精神病床では食材費分として1食260円が患者の負担になっています。長期療養のための療養病床ではこれに加え、調理費分1食200円が徴収されています(低所得者は別料金)。一般病床と精神病床で同程度の値上げがされれば、1日3食で600円、ひと月なら1万8千円を超す大幅な負担増となります。 「治療の一環」 もともと入院給食は治療の一環と位置付けられ、公的保険で受けられる「療養の給付」(治療や薬などの現物給付)に含まれていました。ところが1994年に連立与党(新生、公明、日本新、民社)と自民、社会、さきがけの賛成で「療養の給付」から外され、1日600円が患者負担
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