米ニューヨーク市内にあるモハメド・アリ氏の壁画。パーキンソン病を患っていたアリ氏は、3日に74歳で死去した(2016年6月4日撮影)。(c)AFP/Jewel SAMAD 【6月5日 AFP】3日に死去したボクシング界の伝説、モハメド・アリ(Muhammad Ali)氏のベストバウトには、リング上の戦いだけでなく、30年以上も続いたパーキンソン病との闘いも含まれている。プロボクサーとして通算61試合を戦ったアリ氏は、引退から3年後の1984年に42歳でパーキンソン病と診断された。 多くの専門家は、アリ氏がパーキンソン病を患ったのは偶然ではなく、ボクサーとしての年月による悲劇的な結末とみている。当時の専門家は、現役時代に何度も脳振とうを経験したスポーツ選手にみられる脳の損傷を「パンチドランカー」、「パンチドランク症候群」と表現した。 仏コンタクトスポーツ(体をぶつけ合う競技)連盟の関係者は、