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ブックマーク / nix-in-desertis.blog.jp (248)

  • nix in desertis:近代ウィーンの都市史を駆け抜ける展覧会

  • nix in desertis:曜変天目茶碗コンプリート

    ゴールデンウィークの翌週に,関西まで足を伸ばして曜変天目茶碗を2つ見てきた(ついでにフェルメール展にもこの時に行った)。1つは奈良国立博物館で,藤田美術館展。藤田美術館の2022年のリニューアルに備えての大展覧会である。ただし,私自身はすでに藤田美術館の曜変天目茶碗を見たことがあったので,今回はどちらかというと見たことがなかったという同行頬付の付添に近い。藤田美術館の所蔵品自体も,今回ほど豪華ではなかったが以前にサントリー美術館の企画展で東京に来ていた折に見ているので,そう新鮮味は無かった。曜変天目茶碗の感想はこの時と変わらず,すごいにはすごいのだが稲葉天目ほどの神秘性は感じない。他の展示物では,彩色が残っている快慶作の地蔵菩薩立像や,13〜14世紀の中国の作品と見られるマニ像の掛け軸あたり。確かに地蔵菩薩には見えないが,その時期の中国にこれを制作できるほどのマニ教の集団がいたのかという辺

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    shigak19 2019/11/01
    確かに奈良では余り大きな荷物の人を見かけないけれど、基本的に皆徒歩だからなのと東大寺・奈良博に行く前に宿舎に荷物を置くからだろうか
  • nix in desertis:「表現の不自由展 その後」について

    なんとなく思ったことを書いておく。言うまでもなく私自身は「表現の不自由展 その後」はちゃんと公金が支出されて妨害無く展示されるべきだったと思う,というのを前置きした上で。 「表現の不自由展 その後」はあいちトリエンナーレの(国際現代美術展の)一部であり,つまりは現代アートの祭典である。したがって当然「表現の不自由展 その後」も現代アートの文脈で理解する必要がある。そもそもそのHPに行けば説明されているので読めばわかるのだが,要するに何らかの理由で展示を拒否された作品が集められ,排除された理由を説明するキャプションが付されたことで,これは「表現の自由について考える」文脈に改めて載せられた作品群ということになる。 すなわち,この時点で個々の作品が持つ芸術性については後退していて,少なくとも前面には出てきていない。一番わかりやすい例で言えば,ここに展示された「平和の少女像」は東京都美術館での企画

    shigak19
    shigak19 2019/10/08
    うーん他方で「天皇陛下の写真を焼く作品に公金など言語道断」と息巻いた層が例によって富山県立美術館事件について全く知らなかったというのはより美術自体への無知っぽいけれど、慰安婦像より状況良いのかな
  • nix in desertis:『天気の子』感想・批評

    〈セカイ系としての『天気の子』〉 自分としては作がセカイ系であるかどうかとか,セカイ系の定義にはあまり興味がない。むしろ作の場合,人類が滅びるような障害を乗り越えられる程度の障害に縮小したところを評価したい。人類を滅ぼさんでもセカイ系はできるし,やってよいのだという意味合いでなら作をセカイ系の文脈で語るのは面白いと思う。もう,ヒロインとセカイのどちらかしか選べないという結末しかないのに我慢する必要はないのである。東京は部分的に水没したし,陽菜は晴れ女の能力を失った。それでも都民はたくましく生きている。 そもそも須賀の言う通り,陽菜が帰ってきたから雨が降り続いているなんて因果関係がはっきり証明されているわけではない。2人は降り続く雨を気に病まなくていい。まさに「大丈夫」なのだ。実は選択でさえないかもしれないという読み方を残している。読み方の選択の余地があり,選択を迫られているのはむしろ

    shigak19
    shigak19 2019/08/25
    私個人は完全に1970・80年代の『特捜最前線』連想だったので、この記事の2つの視点は何となく成程と。上京・家出・労働・性搾取・アウトロー、そして新宿と下町的沿線等々。
  • nix in desertis:登山道の整備具合が変わるのは死活問題

    ・カザフ首都をヌルスルタンに改称(共同通信) → 最初「ヌルヌルタン」と空目してなんのこっちゃと思ったことを告白しておく。 → まあアスタナという首都名も安直ではあった。アクモラでいいんじゃないかという気がしなくはないが。ナザルバエフはかなり成功した開発独裁者ではあり,このまま亡くなればリークアンユーのような感じで歴史に名を残しそう。 ・ここから先は俺の駅!「駅境」をさがす(デイリーポータルZ) → こういうの探すの面白い。似たような例としては行政区域の境目とか。公共施設の設備の新しさとかが如実に変わる。山の中だと登山道の整備具合が変わったりして。 → 記事内では「「同じ駅名だけど鉄道会社が複数ある」というケースは除いている」 となっているが,そう言わず,ぜひとも除かずに新宿をやってほしい(無茶振り)。 中国で“和服”の花見客に暴行 武漢大学、対応に非難(共同通信) ・「和服」で花見はダメ

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    shigak19 2019/08/20
    ヌルヌルジーベンを連想/「新聞はインテリが作ってヤクザが売る」何てフレーズがあったがうなぎの場合はさて
  • nix in desertis:C96参加記録

    8/8 お盆前の仕事終わり。1・2日目のサークルチェックをして不参加を決める。3日目のサークルチェック中に寝た。普段なら前の週の土日くらいでサークルチェックが終わっていたのだが,仕事が詰まっていたのと富士山登山等でどうにもならず。 8/9 3・4日目のサークルチェックとブログの更新をしていたら1日終わってしまった感。何をしていたかほとんど記憶にない。南ホールがめちゃくちゃ涼しいという情報が流れてきて,ほんまか? と期待に胸を膨らませていた。 8/10 起きてから一日かけて部屋の掃除。4人分の居住空間が整備できたあたりで,頬付・隙間坊主・ORATORIOのいつものメンバーが到着。私と頬付はバ会へ。 先日の飲み会で鶴のボトルひっくり返して「やはりノリタケですか……」するオタクに場内一同震撼したので文化は正義 pic.twitter.com/zAUIn5McHB — 環 (@p_lost)

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    shigak19 2019/08/18
    五輪運営関係者は色々学ぶ所大な先行事例と思うんだけれどなあ/しかし何時ものことながら古本との別世界感
  • nix in desertis:高校世界史だと武威の人というイメージはわかない

    ・ニコ動が不振の記事とブコメ読んだけど(増田) → 概ねこの増田に同意で,ここ1・2年ほどのニコ動は言われているほど画質も悪くないし重くもない(ただしプレ垢に限る)。改革が遅すぎて客が離れたよねとは言えるけど,焦点のずれた文句も増えたという印象。逆にYouTubeはタグが無いことに起因する検索性の悪さ,ランキングが無いことに起因する特定のチャンネルを追う以外の新規の動画の発掘の難しさがネックで,個人的には圧倒的に軽いことくらいしかニコ動に優れる美点が無い。 → ……とこの増田時点の半年前から1ヶ月前までは言えたのだが,そのニコ動の強みであるタグとランキングをこの6月末で半分くらい投げ捨てた改悪を行ったので,私的にはかなり困っている。あれは実装されてみて改めて思ったが,ニコ動の自殺でしょ……過去ランキングの非表示と,マイリスト単体でのランキングの廃止,カテゴリ廃止の判断は全く意味がわからなか

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    shigak19 2019/07/12
    言われてみればyoutubeって目次とか脚注・参考文献による芋蔓式に近いような検索行動になる訳ですか
  • nix in desertis:半年ぐらい前に話題になった忠臣蔵のあれこれ

    ・気付けば「忠臣蔵」の人気や知名度が無くなってた(らしい)理由の考察など(Togetter) → まあそうだろうなと思う。忠臣蔵をどのジャンルに入れるのかという問題はあって,講談物として清水の次郎長とか,あるいは小説の旗退屈男とかと同じジャンルに入れるなら,まとめて人気が無くなったあるいはそれらに比べれば生き残っているという話にはなろう。が,私はどちらかというと大規模な史劇として幕末物や三国志あたりと同じくくりにあったものだというイメージがあり,そこから時代の流れに耐えきれなくなって消えていったかなと。 → そういえば,この間群馬県に遊びに行った際に,同行者の一人が国定忠治を全く知らなかったが,別に驚きは無かった。もっとも,私自身も忠臣蔵も国定忠治も概要しか知らないが。こういう話は全般的に消えていきそう。 → 実のところ,『水滸伝』も危ないだろうと思っている。「三国志」は安泰だろうが,『

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    shigak19 2019/06/20
    集団群像劇として大河ドラマとか映画とかの長時間枠に嵌り過ぎていて、小説化まではされても漫画化とかアニメ化に乏しかった印象が
  • nix in desertis:世界史用語集から消滅した用語ver.2019

    山川出版社の『世界史用語集』はほぼ毎年出版されているが,大規模な改編があった場合は改版,ミクロな改編しかなかった場合は増刷という使い分けをしている。ただし,正確に言えば改版は刷数をリセットして第1版に戻すということをやっているので,改版ではなく再出版になるのだが,まあそこは置いといて。改版になるのは学習指導要領が変わったタイミングになることが多いが,そうでなくともたまに改版している。ちなみに,第1刷のみタイトルが『世界史用語集』で,第2刷以降は『世界史用語集 改訂版』という書名になるという小ネタがある。書店では最新版以外が売っていることはまずないが,Amazon等で注文する際はタイトルと発行年をちゃんと見ないと無駄に古いものを買うことになるので注意が必要だ。たとえば現行の『世界史用語集』は2014年に刊行,『世界史用語集 改訂版』は2018年12月刊行である。 さて,その2018年12月に

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    shigak19 2019/04/30
    後醍醐天皇とか寺内正毅まで世界史でやっていたらさすがに文字数が足りないだろうにと/最近全然眺めていないので、ブックオフの参考書コーナーで数年分集めてみようかしら
  • nix in desertis:2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その3(国公立大)+おまけ

    1.センター試験 世界史B <種別>悪問 <問題>2 B 問4 下線部⑤の人物(編註:チンギス=ハン)の事績について述べた文として正しいものを,次の①〜④のうちから一つ選べ。 〔 14 〕 ① ホラズム=シャー朝(ホラズム朝)を倒した。 ② ワールシュタットの戦いで,ドイツ・ポーランドの諸侯の連合軍を破った。 ③ 大都を都に定めた。 ④ チャハル(チャハル部)を従えた。 <解答解説> 問についてはすでに西アジア史に詳しい方による論評があるが,ここでは受験世界史の観点から論評していきたい。②はバトゥを総大将とするモンゴル軍(の支隊),③はフビライ(クビライ),④はおそらく後金のホンタイジの事績からとってきていると思われ,これらが全くの誤文なので①が正解になるはずである。ところが,実際にはチンギス=ハンの時代の遠征軍(1220〜21年)はホラズム=シャー朝を滅ぼしきっておらず,致命傷を与える

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    shigak19 2019/03/17
    またも挙がったか名古屋大(「またも負けたか八連隊」調で)/倫理選択者なのでピコ=デラ=ミランドラだけホント級違いに見える/スティムソンは原爆投下を巡る歴史認識問題の方では有名だが
  • nix in desertis:「東方正教会と断絶」はしていないと思う

    今年の受験世界史悪問・難問・奇問集は金曜日からの更新の予定です。 ・肥前磁、タンザニアに痕跡 長崎大・野上教授が調査 17世紀後半の墓で発見例 [長崎県](西日新聞) >肥前磁器は長崎で交易を許された中国船により、台湾経由でフィリピン・マニラへ運ばれ、スペイン船で太平洋を横断した。 → この頃に台湾にいたのは鄭氏台湾で,これは遷界令によって中国土から陶磁器が供給されなくなったから。遷界令自体が鄭氏台湾の財源であった中国産品を持ち出す海上交易に打撃を与える目的で発布されたものであったところ,その代用品として日の有田焼が注目された。日の側も銀以外の輸出品が必要になっていたからまさに「渡りに船」であった。台湾からの中国船で長崎から持ち出されて台湾へ。そこからマニラへ運ばれて,マニラでアメリカ大陸産の銀と交換されていた。陶磁器はマニラから太平洋を横断,メキシコのアカプルコに運ばれ,さらにそ

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    shigak19 2019/03/16
    確か小平邦彦の自叙伝に当時の東京帝大の食堂が安いって文脈の中で、御飯は御櫃に入っていて食べ放題だったって話があって、逆に勤め人に対してもそうした方がお互い満足度は高いのかも
  • nix in desertis:2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その2(慶應大の残り・早稲田大)

    5.慶應大 法学部 <種別>出題ミス <問題>1 [設問4] Cの言葉は(編註:「王は君臨すれども統治せず」),ある国における王のあり方を示すものである。このような体制が確立していく過程において,その国に起こった出来事に関する記述として誤っているものを以下から選び,その番号を (07)(08) にマークしなさい。 [01] 内戦で勝利を収めた議会派は王を処刑し共和政を樹立したが,その後オランダとの間で戦争を始めた。 [02] 樹立した共和政で権力を掌握した人物が軍事的独裁体制をしいたため,国民の不滴が高まった。その人物の死後,[01]にある王の長男が亡命先のオランダから帰国し,王政復古を果たした。 [03] [02]で帰国したのちに王となった人物と議会は対立したが,この時期に王権に寛容なトーリ党と議会の権利を主張するホイッグ党の二つの党派が成立した。 [04] [02]で王となった人物の弟

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    shigak19 2019/03/16
    例によって出典の教科書まで精査されているという
  • nix in desertis:2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(上智大・慶應大の途中まで)

    今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。まあ,事情が複雑すぎて解説を書くのが追いつかなかったものが今回は2問ほどあるのだが…… ・収録の基準と分類 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。記事で言及する「受験世界史

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    shigak19 2019/03/16
    1.は本来歴史学と歴史教育を担うはずの大学が作成した入試問題よりも、検証批判記事の方が研究史や事実関係を踏まえて百年目に1919年を振り返る一種の歴史叙述となっているという、本シリーズらしさに溢れた白眉の一本
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:番外編・アメリカ大統領

    米帝の君主なので番外編ではないと言えなくもない(ぐるぐる目) 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。 視認性を高めるために,グレーディングのアルファベットに沿って☆を付した。Aなら6

    shigak19
    shigak19 2019/02/28
    フォードは同時代経験者にとってのウォ―ターゲート事件とニクソン辞任て結構衝撃だったみたいだけれどそれが歴史化されていない以上しょうがないか…しかし初訪日したのに60年安保のアイク訪日中止の方が有名という
  • nix in desertis:Nothing Escaped His Brush

    サントリー美術館の河鍋暁斎展に行ってきた。河鍋暁斎は作品が多数残っていることもあって比較的頻繁都内で企画展が開催される画家であるが,不思議と単独の企画展には行っていなかったので今回が初めてになる。 幕末から明治にかけての日画家で狩野派の系譜を引き継ぎ……というところまでは狩野芳崖や橋雅邦と同じ,生まれた年代もほぼ同じなのだが,この二人が日画壇の表舞台で政治に深くかかわり,美術史の華々しいところで活躍した(ので高校日史の教科書にも載りやすい)のに対し,河鍋暁斎は純粋に画家として活躍したので出自の割には別枠扱いになっている。そこに不思議さは全く無く,知名度がワンランク下がるのも当然だと思うのだが,そのことでかえって出自の共通性が覆い隠されているとは思う,作風が奇抜で,ぱっと見では狩野派よりも奇想の系譜に見える(しそれはそれで間違っていない)のが原因だろうか。筆禍事件があって弾圧も受けて

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    shigak19 2019/02/26
    ジョサイア・コンドルの下りにへーとなって藤森照信『日本の近代建築』上、岩波新書を引っ張り出してみたら、ちゃんと194頁で言及されてた。建築史も美術史の素養があるともっと色々面白いんだろうなあと
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:中国王朝編(五代〜清)

    五代から清まで。おまけとして中華民国以降。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。 視認性を高めるために,グレーディングのアルファベットに沿って☆を付した。Aなら6個,Eなら1個であ

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    shigak19 2019/02/11
    同時代以来A扱いであった周恩来がやはり例外的なんだなあというか、岩波書店はこの間『ガンディー』を出したことだし再考の機会として『周恩来』岩波新書を企画したら良いんじゃなかろうかと
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:中国王朝編(先秦〜唐)

    これは元からやろうかなと思っていたところに要望も受けたものであるが,Eだらけになるのは目に見えていたのでどんどんばっさり切っていこうと思う。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。

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    shigak19 2019/02/11
    漢文の方で最も有名なのは『長恨歌』で「漢皇重色思傾国」の御方では/しかしローマ以降のヨーロッパと比較すると君主という点では広大な地域の統一性が高かったんだなあと改めて
  • nix in desertis:世界史上の諸君主の出題頻度グレーディング:オスマン皇帝編

    要望を受けて。シリーズでは唯一の中東圏からのお題になるか。 基準はこれまでと同様に以下の通り。 A:基礎知識。センター試験世界史B以上の入試を受けるなら知ってないとダメ。 B:国立二次・MARCH以上の私大を受けるなら必要。 B-:教科書に載っていて用語集頻度もそれなりに高いが,便宜上掲載されているという色彩が強く,実際には入試にはほとんど出ない。ネルウァが好例。 C:高校世界史範囲内・外のグレーゾーン。用語集頻度が低いか掲載されていないもの,または旧課程では範囲内だったもの等,早慶上智対策としてなら見るもの。 D:高校世界史範囲外だが,早慶上智でなら見たことがある。満点が欲しいなら覚えてもいい(が当然推奨しない)。 E:完全な高校世界史範囲外で,早慶上智ですら10年に1回未満のレベルでしか見たことがない。 視認性を高めるために,グレーディングのアルファベットに沿って☆を付した。Aなら6

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    shigak19 2019/02/07
    期末試験でアブジュルメジト2世だったかアブジュルハミト1世だったかという誤答を書いた思い出/停滞期のE連続部分の解説がもはや歴史叙述の域なのがさすがで
  • nix in desertis:加賀屋宿泊記

    昨年の12月半ば,石川県を旅行した。同行者はいつもの頬付,隙間坊主に,新たなメンバーでパレさん。いろいろと訪れたが有名観光地が多くてあまり紹介しがいが無いので,和倉温泉に絞って短く書いておく。私が仲間内との旅行で行き先を決める要素は,「未踏県」「良い温泉(または変な温泉)」「聖地巡礼」「ブログのネタになるか」辺りが基準になるが,今回は後ろ3つが該当した。そして和倉温泉の聖地巡礼と言えば……と聞いて,『痕』の鶴来屋を思いついた人は歴戦のエロゲーマー,『りゅうおうのおしごと!』のひな鶴を思いついた人は最近のアニメ・ラノベを追っている人だろうか。我々はもちろん両方である。とはいえ,到着直後の私の発言は「完全に鶴来屋だコレ」だったので,魂が90年代に引きずられている。 雛鶴あいちゃんの実家に来たのだった。 pic.twitter.com/5deQQZGWsJ — 頬付 (@hoozuki37) 2

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    shigak19 2019/02/03
    確かに竜王戦のレポート記事でも食事の豪華さと『りゅうおうのおしごと』との関係は言及されていましたが、「我々は表向きその残り香を嗅ぎに来たにわか将棋ファンということにしていた」は芸が細かくて微笑ましい
  • nix in desertis:稀勢の里引退に寄せて

    多くの好角家がそうだと思うが,稀勢の里については言いたいことがありすぎて全くまとまらない。一言で言えば,これほど好角家の気持ちを振り回し続けた力士は稀有,あるいは空前絶後ということである。かく言う私もその一人で,この記事を書くためにブログ内検索をかけたところ,「稀勢の里」というワードを使った回数は約300回にも上っていた。 まず,彼の力士人生を振り返ることにする。稀勢の里は出世が早い力士と言われるが,中卒の叩き上げとしては,という前提条件がつく。そのため,若くして出世したという方が正確になる。2004年,17歳9ヶ月での十両昇進は貴乃花(当時は貴花田)に次ぐ史上2位の記録。その後も前頭上位定着までは早かったのだが,その後が非常に長かった。上位には勝つのに下位に取りこぼす,肝心の大事なところで落とす,空気を読まないところではなぜかめっぽう強いとは散々に言われており,人はガラスのハートなのに