[9.9 天皇杯2回戦 FC東京 0-1 横河武蔵野 味スタ] 試合が終わってからも、まだ信じられない様子だった。天皇杯2回戦でJFLの横河武蔵野が前回王者のFC東京に1−0で勝利した。後半ロスタイムにMF岩田啓佑のゴールが決まった瞬間、GK飯塚渉は「何が起きたか分からなかった」と語る。この日、横河武蔵野のシュートは4本。依田博樹監督が「攻撃のイメージは持てなかった」と正直に明かすように、ボールを相手に保持され続け、3倍以上の13本のシュートを打たれていたのだから無理もないだろう。 攻撃のイメージは持てなかった横河武蔵野だったが、守備に関しては手応えがあった。「天皇杯の1回戦に勝って、その次の練習からこの試合に向けてフォーメーションを変えて練習してきました」。しっかりと最終ラインの5人と中盤の4人でブロックを築き、F東京の攻撃に加速させるスペースを与えない。その上で局地的に数的優位が出