――今回の撮影は「東京おもちゃ美術館」という場所で実施しました。撮影を終えて、どんな印象を持ちましたか? 伊達 「おもちゃ美術館」という場所で撮影すると聞いて、最初は「なんでおもちゃなんだろう?」と思ったんです。実際に足を踏み入れてみると、子供の夢がすごく詰まっている場所で、それが今回、テーマとして挙げた「yume」という楽曲のイメージともぴったり重なっていて、「そういうことだったんだ」と納得しました。 ――ここはもともと小学校だったのですが、伊達さんの小学生の頃の思い出の楽曲ということだったので、その点も踏まえて場所を選びました。伊達さんが通っていた小学校はどんな雰囲気でしたか? 伊達 ちょっと古めの学校で、廊下がすごく暗かったんです。もう本当に「なんでこんなに暗いの?」というくらい全部の階が暗くて、誰かついてきてほしいなと思ってしまうような場所だったんです。当時、『学校の怪談』みたいな