(CNN) かつてのアポロ計画に使われたロケットの大型エンジン2基が、約40年ぶりに深海から引き揚げられた。米インターネット大手アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベソス最高経営責任者(CEO)率いる調査団が20日に発表した。 エンジンは米フロリダ州沖の太平洋で、約4000メートルの深海から回収された。ベソス氏は自身のウェブサイトを通じて回収作業の様子を船上から中継。「我々が見た光景は海底のワンダーランド、変形したF1エンジンの彫刻の庭だった」と伝えている。さび付いたロケット部品が甲板に並ぶ写真も掲載された。 F1エンジンはロケット「サターン5」に搭載され、人類初の月面着陸に成功したアポロ11号などの計画に使われていた。打ち上げ後にエンジンは排出されて海に落下し、見つかることはないと考えられていた。ただし今回回収したエンジンは、「製造番号の多くがなくなったり欠けたりしているため、(アポロ