ヤフーが、ヤフーニュースの記事にユーザーが意見や感想を書き込めるコメント欄(ヤフコメ)を記事単位で丸ごと非表示にする措置に乗り出した。誹謗(ひぼう)中傷への対策を強化したという。ただ、健全な投稿も読めなくなるなど、利用者の多いサイトだけに課題も指摘されている。 ヤフー広報室は、実際にコメント欄が非表示となった記事は100超と説明する。10月下旬に朝日新聞社などが配信した小室眞子さんと圭さんの結婚に関する複数の記事や、共同通信が同月に配信した韓国漁船転覆に関する記事など。小室さん夫妻に関して1万3千件超のコメントがついたTBSの記事も含む。 ヤフコメをめぐっては、虚偽の内容を書き込み、名誉を傷つけたとして、罰金命令が出たケースもある。大阪府高槻市の男性は、市議を中傷する投稿をしたとして名誉毀損罪で略式起訴され、茨木簡裁が今年5月に罰金10万円の略式命令を出した。 コメント欄は2007年に導入