ご質問が多いのでこちらで整理してみます。 学術的には自己肯定感の定義は統一されているのでしょうから、研究などで使われる場合にはその定義に従うとして、私が自己肯定感の根源や土台と言っているものの定義をお話しします。 生物は生まれ育つ環境に適応します。正確に言えば持ち合わせた特徴が環境に適応的だった場合生存確率が上がるということです。人間は動物の中で唯一と言っていいほど圧倒的に長い年月、未成熟なか弱い子供時代があります。そこには環境を見極めゆっくりと適応しようとする人間ならではの生存戦略があります。特徴が出来上がって生まれてくるのではなくある程度余白を持って生まれてきて、生まれてから環境を見極めて適応しているわけです。この局面で、どの環境に適応すべきか、世界に対しての自分の見方や態度を決める、言わば世界とはどういうところなのかという根本のモデルを獲得すると私は考えています。 この生まれて育つ最