一部のパチンコホールにおいて昨年末頃から増え始めた「立ちスロ」が、パチンコ業界で波紋を呼んでいる。「立ちスロ」はパチンコ店の新しい営業戦略になりえるのか。なぜホールは「立ちスロ」をやるのか。その理由に迫る。 「立ちスロ」とは文字通り、立って(もしくは簡易な椅子等に座り)遊技するパチスロ機のことで、主にホール内の通路や壁際の比較的狭い空間に設置されている。愛知県のとあるホールでは、200台以上もの「立ちスロ」が設置されている。 パチンコ店で遊技台が増設されることはよくある事ではあるが、なぜ「立ちスロ」なのか。 この「立ちスロ」には、通常のパチンコ店では考えにくい事が沢山ある。 そもそも座る椅子がないというのもそう。遊技台の間にメダル貸出機もなく、コーナーの端で借りなくてはならない。ひどいホールでは、通常のスロットコーナーでメダルを借りてくれという案内の紙が貼ってあるところもある。また、遊技情