IHIはオーストラリアの電力会社「CSエナジー」と共同で、現地に太陽光発電を利用した水素製造の実証プラントを建設する検討を始めた。3日発表した。生成時に二酸化炭素(CO2)を出さない再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」を、豪州の割安な太陽光由来の電気で生成・供給する取り組みとなる。水素は燃焼しても温暖化ガスが発生せず、脱炭素化の有力なエネルギー源だ。現在は化石燃料から取り出し低コストで大量
IHIは2月3日、豪州電力会社CSエナジーと共同で太陽光発電から水素を製造・販売するプロジェクトの事業化調査を開始すると発表した。 水素は石油由来に代わる次世代環境エネルギーとして注目されている。水素を再生可能エネルギーで製造する「カーボンフリー水素」のプロジェクトに参画する。 プロジェクトは「コーガン水素実証プロジェクト」で、太陽光発電、蓄電池、水電解装置、燃料電池を備える実証プラントで,太陽光の再エネ電力からカーボンフリー水素を製造・販売する。余剰の再エネは電力市場に販売する。 CEエナジーが保有するコーガンクリーク発電所隣接地で太陽光発電から水素を製造する。事業化調査では、エネルギーマネジメントシステム設計や水素市場を検証することで,プロジェクトの事業性を評価する。事業性評価後、実証プラントの建設・運用も目指す。 《レスポンス編集部》
電源開発(Jパワー)は2月1日、次世代環境対応エネルギーとして注目されている水素を、褐炭ガス化・水素精製設備で製造開始したと発表した。 豪州ビクトリア州の褐炭から水素を製造・貯蔵・輸送し、日本国内における水素エネルギー利用までをサプライチェーンとして構築する「日豪水素サプライチェーン構築実証プロジェクト」の一環。 褐炭は、石炭化度が低く水分や不純物が多い低品位な石炭。豪州ビクトリア州には大量の褐炭が存在しているが、水分を多く含み、乾燥すると自然発火のリスクが高いことから輸送が難しく、採掘地周辺の発電所での消費といった限定的にしか利用されていない。 Jパワーは、プロジェクトで未利用の褐炭から水素を製造する分野を担当している。今回、豪州ビクトリア州ラトロブバレーで水素を製造する実証設備が竣工し、褐炭ガス化による水素製造を開始した。今後、豪州ビクトリア州ヘイスティングス港で水素の液化と液化水素運
川崎重工業は14日、豪鉄鉱石大手のフォーテスキュー・メタルズ・グループ、岩谷産業とともに、再生可能エネルギー由来の電力を使った液化水素サプライチェーン(供給網)の事業化の検討を開始すると発表した。これまでオーストラリアの化石燃料から水素をつくり日本に運ぶ供給網の構築を進めてきたが、より環境に優しい再エネ由来の電気で水を分解してつくる水素の供給網を構築する。11月30日付で、事業化検討の覚書を締
三菱重工業(東京都千代田区)は11月26日、豪州 南オーストラリア州で、再生可能エネルギー由来電力を活用してグリーン水素・アンモニアを製造する事業の開発に参画すると発表した。豪州で同開発を行う事業会社Hydrogen Utility(H2U)社のホールディング会社(持株会社)である「H2U Investments」へ出資し、同社の事業検討に参画することで合意した。 H2U社は、最初のプロジェクトとして、同州南西部のエアー半島において、洋上風力や太陽光といった再生可能エネルギー由来電力を活用した水電解による水素製造プラントと、そこで生成した水素を活用したアンモニア製造プラントの建設、水素ガスタービンの実証を行うプロジェクトを計画しており、2022年末のグリーン水素・アンモニア生産開始を見込んでいる。
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