明確すぎるターゲット層が裏目に出た前作 出前館のCDO(チーフ出前オフィサー)を務めるダウンタウンの浜田雅功が、「スーダラ節」のリズムに合わせて「で、で、出前館、出前がすいすいすい〜♪」と替え歌を軽快に口ずさむのが印象的なCM。配達員のカットも挟みながら、出前商品がすいすいと、さらに熱々の状態で届くことを歌に乗せて訴求する。 2020年7月に放映されて以来、ブランド認知率は右肩上がり。21年1月には放映直後に比べて約22ポイントアップし、79.9%に上った(「LINE Research Platform」を活用した、スマートフォン調査)。CM総合研究所が実施した同月の銘柄別CM好感度ランキングでも、初めて3位にランクイン。出前館のCMが消費者にいかに浸透したかがうかがえる。 このCMで初めて「出前館といえば浜ちゃん」のイメージを持った人も多いだろう。浜田が同社のCDOに就任したのは19年1