日本の新しい主力ロケットH3の初号機の機体が、種子島宇宙センターのロケットを組み立てる施設に運び込まれる作業が行われています。しかし運搬中に何らかの原因で機体が入ったコンテナが傾き、到着が遅れています。 H3は、JAXA=宇宙航空研究開発機構と三菱重工業が開発を進めるロケットで、30日朝、初号機の1段目と2段目が入ったコンテナを積んだ貨物船が、鹿児島県南種子町の港に到着しました。 その後、トレーラーに載せて30日夜10時に港を出発し、ゆっくりと走行して種子島宇宙センターへ向かっていました。 三菱重工業によりますと、31日午前2時半ごろ、宇宙センターの敷地内を移動中に何らかの原因で1段目のコンテナが傾いたということで、ロケットを組み立てる施設への到着が遅れています。 コンテナは全長39メートル、高さ6.6メートルだということです。 現場の宇宙センターの敷地内にはふだんは地元の人にも開放されて