韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領はニューヨークで行われている国連総会での演説で、いわゆる従軍慰安婦の問題について間接的には触れたものの、抑制された表現にとどまりました。 韓国のパク・クネ大統領は24日、国連総会で演説し、「戦時の女性に対する性暴力は、時代、地域を問わず、明確に人権と人道主義に反する行為だ」と述べて、間接的にいわゆる従軍慰安婦を巡る問題に触れました。 さらに北東アジアの情勢について「歴史と領土、海洋安保を巡って緊張が高まっている」として、島根県の竹島を巡る問題についても触れましたが、どちらも間接的な表現で僅かに触れるにとどまりました。 去年の国連総会でユン・ビョンセ外相が「戦時中の性暴力の苦痛は今も続いており、被害者の名誉を回復し、痛みを和らげる責任ある対応が必要だ」と、より強い表現で日本に行動を求めたのに比べ、今回のパク大統領の発言は抑制されたものとなっています。 韓国政府