感染拡大防止のため、政府は緊急事態宣言を出しているが、人の流れはあまり減っていない。なぜなのか。筑波大学の原田隆之教授は「その理由は政府への不信感だけではない。コロナに強い不安を感じるがゆえに、自分に都合の悪い情報を遮断してしまう人たちがいるからだ」という――。 「不要不急かどうかは本人が決めることだ」 新型コロナウイルス感染症対策担当の西村大臣が、お盆休み直前の8月10日の記者会見で、「旅行・帰省を控えてほしい」「帰省をして親族で集まるとか、同窓会で同級生が集まるとか、絶対に避けていただきたい」と強い調子で述べた。 一方、同日丸川珠代五輪担当大臣は、「銀ブラ」をしていたバッハIOC会長の行動について尋ねられ、「不要不急かどうかは本人が決めることだ」との見解を示した。 教科書に載せてもよいくらいの見事なダブルスタンダードである。 国民には不要不急の外出や移動の自粛を強く求め、バッハ会長の外
私は2020年の9月に新型コロナに感染しました。そして感染してから半年近く満足に動けなかったり思考できない状態が続いていました。 (ちなみに私は20代後半、基礎疾患なし、軽症でした。) 具体的に述べると次のような症状に見舞われていました。 - 常に倦怠感 - 頭がボーッとする・モヤモヤした感じがある(ブレインフォグ) - 5分ほど歩いただけで極度の倦怠感が起こることがある、一度起こると2-3日疲労感が継続する - 人と話したり頭を使うことをすると頭痛が起きる - 色々起こる短期的な症状 - 胃痛、手が痺れる、強い悪寒 こういった新型コロナ罹患後の後遺症を海外では "Long-covid" という名前で呼ばれており、リハビリプログラムの研究なんかも進められています。 風邪なんて今までの人生ではどんなに長くても 4, 5日で治るものでした。想像以上に長く続いたため、自分はもしかして一生このまま
新型コロナウイルス(以下文中コロナ)の世界的な流行から約1年が過ぎようとしています。この1年の間、我々は「感染対策」を最優先にするよう行動が変化しました。密を避け、外出時のマスク着用、検温や頻繁な手洗い消毒。この生活がいつまで続くのか、先の見えない不安と戦いながら毎日を送っています。今まで同様のストレス解消もままならず、かつてないほど心の健康を保つことが難しい時代を迎えているのではないでしょうか。 実際、コロナの流行をきっかけに心の不調を訴えて精神科を受診する方が増えています。 とはいえ、その原因は直接コロナによるものと単純にひとくくりにはできません。それぞれが抱えていた問題が、コロナ禍をきっかけに表面化したケースも多く見られるのです。 コロナ禍で不登校になったA子さんのケース きっかけは「父親の在宅勤務」 A子さんは中学2年生です。昨年4月の緊急事態宣言で学校は休校となりましたが、宣言が
だからさ、もう、そういう問題じゃないんですよ。 anond:20201018144514 嫌なんですよ。嫌なものは嫌なんですよ。 別にマスク自体は嫌じゃないですよ。去年までは花粉で鼻がムズムズしてるときとか普通につけてましたよ。マスクつけてかぶれるとかも特にありませんよ。 そうじゃなくて強制されるのが我慢ならないんですよ。 マスクじゃなくて強制が嫌なんですよ。 春先、ちょっとメンタルが弱ってたんですよ。でもそんなの、適度に遊びに行って人と交流して図書館に入り浸ってイベントに通ってとかやってれば自然と治まるくらいのメンタルの落ち込み具合だったわけですよ。 なのにそれを全部奪われた。 狭い部屋に閉じ込められた。ギスギスした環境で暮らすことを強いられた。テレワークの普及でただでさえ遅かった通信回線が激重になって、ネットすらできずそんな場所に軟禁された。死んだメンタルのままで何ヶ月も過ごすことにな
今回のコロナ禍では、世界中で「どうしてそうなるの?」と疑問に思うようなできごとがたくさん起きていますね。記憶に新しいのは、テキサスで「ウイルスはデマだ」と考えていた30歳の男性が罹患者と触れ合ういわゆる「コロナパーティ」に参加し、死亡したというニュース(付記:このニュース自体がデマではないかという指摘もあります)です。 人間は何らかのリスクに直面すると(生命でなく)精神を防衛するためにさまざまな策をめぐらすのですが、この性質についてよく知っておくと今起きていること、今後起こるであろうことに対する理解が深まるかもしれません。今から書く見方は仮定を多分に含みますが、身近な考える足がかりにしていただければと思います。 頑なにリスクを認めない人 さて、まず問題になるのはどんなに説得してもリスクを認めようとしない人々のことです。コロナは単なる風邪だとか、昔からある病気だから今までどおりに過ごすべきだ
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が延長された。 おれは急に怖くなった。おかしな話である。おれは一週間前くらいから「これは延長されるだろうね」と思っていたからだ。予想していたとおりだ。けれど、昨夜、「五月末まで延長」のニュースを見て、「ああ、もうこれは無理だ。なにもかも全部ダメになる」と思ってしまった。 おれは楽観的だったのだろうか。悲観でもない、楽観でもない、傍観者のような気持ちでいた。 診療所のクラークさん - 関内関外日記 「世界中ひどい状態なので、かえって気が楽なくらいです」 そうだ、おれは三密だのなんだの言われる前から、そんなにアクティブな人間ではなかった。県外どころか市内から出ることも稀だった。たまに映画館に行って、散歩といえば図書館まで。金がないので、やれライブだ、やれ旅行だと、そんなに動く人間ではなかった。まったくなかったわけではないけれど、おれの日常というものはほとんど変わ
新型コロナウイルスによる感染症は、世界中で感染の拡大が続いています。このような状況の中で、多くの方が初めての隔離や自宅待機を経験し、大変な思いをしていたり、その方を支える家族・友人・職場の方もどのように接したらよいか、迷われたりすることも少なくありません。 また、高齢者や基礎疾患をお持ちの方とその家族の方も、連日のニュースで不安な気持ちを抱かれているかもしれません。 この度、日本赤十字社では国際赤十字と協力し、みなさまの「こころの健康」を保つヒントとなるサポートガイドを作成しました。困難な時期を乗り切るための一助として是非お役立てください(※各ガイドはPDF形式となっております)。 「感染症流行期にこころの健康を保つために」シリーズ 1.「隔離や自宅待機により行動が制限されている方々へ」 隔離や自宅待機により、それまで感じたことのない不安・心配におそわれることがあります。どのように対処した
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