この橋は、八王子市の北浅川(大楽寺町~西寺方町大幡地区)に架かる手作り橋です。 現在は、幅90cmの小さい橋ですが、昭和35年ごろは1t車が通れるほど頑丈な橋でした。 昭和49年に上映された映画「沖田総司」では、当時の流れ橋を見ることができます。 この手作り橋のある道路は、佐野川往還(旧陣馬街道)と呼ばれ、戦国時代より八王子追分~山梨方面への甲州街道の裏街道として多くの商人や旅人が橋を利用してきました。 橋は1955年4月までは東京府南多摩郡恩方村の資産目録に登録されていましたが、 八王子市に編入された時の事務処理で八王子市に引き継がれませんでした。 先祖代々受け継いできたこの手作り橋は、現在も大幡の住民たちに守られており、 通勤/通学/買物はもちろん、毎朝のウォーキングなどに利用されています。 また、浅川ゆったりロードに接続していることもあり、休日には古道散策やサイクリングなど多くの人達