日本の報道機関に向けたオンライン発表会で、TIのMike Pienovi氏(General Manager, Sitara MCU)は、新製品を既存のMCUとMPUの間を埋める新種のMCUと位置付けた。同氏によれば、既存のMCUは動作周波数が数百MHz程度のCPUコア(例えば、「Arm Cortex-M」)を備え、組み込みOSなどが稼働する。一方、MPUは1GHzを超える動作周波数を超えるCPUコア(例えば、「Arm Cortex-A」)を備え、LinuxなどのリッチOSが稼働するという。それに対して、今回の新製品は、MPUに迫る高速なCPUコアを集積し、リアルタイムOSやOSなし(ベアメタル)での稼働を想定し、リアルタイム処理に特化する。