12日に発売された「週刊現代」(講談社)で、スピリチュアリストの江原啓之が洗脳騒動の渦中にあるオセロの中島知子について語っている。その中で江原は、騒動の本質は洗脳云々ではなく依存心だと力説。中島の問題について、「巨大なカルト組織と個人、という構図ではない」と指摘する彼は、「人には信じる権利がある」と言い、中島は被害者ではないと断言している。確かに、中島が自ら望んで自称・占い師と一緒に過ごしているのを他の誰かが咎めることはできないだろう。江原の言葉は至極まともだといえる。しかし、その記事を読み進めていくと、彼の自己保身が見え隠れする。 記事の中で江原は憲法を引き合いに出しながら「人には信じる権利がある」と語る。つまり彼は「誰が何を信じようとも、それを否定することはできない」と言っている。こう書くと当たり前のことだが、深く読めば彼のこの言葉に「私のことは信じてください」という文字が隠されている