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小説とSFに関するAKIMOTOのブックマーク (10)

  • 『夏への扉』はとんでもない愚作なので褒めないでください

    『夏への扉』が実写映画が公開したというニュースが話題だ。 この機会に原作を読んでくれ、というSFファンの声が多くて当に辟易する。 SFはアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダーが重要なのであって、今さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。 こういう「オススメSF」の話題になると必ず出てくるのが『夏への扉』だ。 はっきり言えるが『夏への扉』を薦めるやつは見る目がなく、センスに欠けていて、信用できないってことだ。 私もその手合いに騙されて、貴重な時間を無駄にしてしまった。 『夏への扉』は読まなくて結構。今からその理由を端的に3つ述べる。たったの3つだよ。 『夏への扉』は決して小説ではない。 『夏への扉』は好きなら読んでおくべき、みたいな薦め方もされる。 読んでみて驚いたのだが、これはまったくもって小説ではない。 なぜならはストーリーの筋とまる

    『夏への扉』はとんでもない愚作なので褒めないでください
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2021/07/02
    著作権が切れたらいいとこだけ残した「新・夏への扉」みたいのを現役作家が書かないかな
  • 海外SF小説の超絶傑作「死者の代弁者」について、今から全力でお勧めします

    小説を読んでいて、 「この作品の作者さんは、どうしてこんな作品を書けたんだろう?」 「どんな脳をしていればこんな筋書きが思いつくんだ……?」 と思うことがたまにあるのですが、私にとって、その頻度が一番高い作家はオースン・スコット・カードかも知れません。 この記事で、私はオースン・スコット・カードの傑作中の傑作である「死者の代弁者」について、多少なりと未読の皆さんに興味を持ってもらえるようなお勧め記事を書きたいと思っているのですが、事前に二つ断らせてください。 ・この記事を読むと、「死者の代弁者」の前作「エンダーのゲーム」の終盤の展開について、否応なく推測出来てしまうこと ・「死者の代弁者」についてのネタバレは最低限に抑えるが、それでも多少は内容について触れない訳にはいかず、完璧にゼロの状態で「死者の代弁者」に触れた時の楽しさを若干は損なってしまうかも知れないこと 「ネタバレ注意、と書いた時

    海外SF小説の超絶傑作「死者の代弁者」について、今から全力でお勧めします
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2021/06/07
    びっくりしたなああれは
  • 劉慈欣『三体』刊行記念! 短篇「円」特別公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    7月4日(木)は、2019年最大の話題作、劉慈欣『三体』の刊行日です!(『三体』とは? というかたは、ぜひこちらの記事をご覧ください)そこで、なんと『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』に収録した、『三体』から抜粋した章の改作でもある、劉慈欣の傑作短篇「円」を、ここで全文掲載いたします! いちど読めば、劉慈欣の閃きとスケールの壮大さがすぐにわかるはず! 円 The Circle 中原尚哉訳 秦の首都咸陽(かんよう)、紀元前二二七年(*注1) 荊軻(けいか)は、絹布の巻き物の地図を低く長い卓子の上でゆっくりと広げた。 卓子のむかいにいる秦の政(せい)王は、敵国の山河があきらかになるのを見て、満足げにため息をついた。荊軻は燕王の降伏のしるしを献上するために来ていた。地図に描かれた田野、道路、市街、城砦を見るぶんには落ち着いていた。しかし広大な領土を実際に見たときは、無力感を覚えずにいられ

    劉慈欣『三体』刊行記念! 短篇「円」特別公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • ドラゴンカーセックス奇譚から人が死んだら電柱になる世界の話まで揃った奇想短篇集──『流れよわが涙、と孔明は言った』 - 基本読書

    流れよわが涙、と孔明は言った (ハヤカワ文庫JA) 作者: 三方行成出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/04/18メディア: 文庫この商品を含むブログを見るシンデレラや竹取物語といった童話が、もし人間が科学技術によってその姿を変質させたトランスヒューマン時代という設定で語り直されたら──さらには、その話の最後に、”ガンマ線バースト”が世界に降り注いで無茶苦茶になったら──、というぱっと見完全に意味不明な状況を描きあげていく奇作『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』の著者である三方行成の最新作、『流れよわが涙、と孔明は言った』はそれに負けず劣らず無茶苦茶な状況が連続する奇想5篇の短篇集である。 huyukiitoichi.hatenadiary.jp SFコンテストの優秀賞を受賞したトランス〜が刊行されたのが2018年11月のことだから、それから僅か半年ばかりの間で次作が出

    ドラゴンカーセックス奇譚から人が死んだら電柱になる世界の話まで揃った奇想短篇集──『流れよわが涙、と孔明は言った』 - 基本読書
  • Amazon.co.jp: Future Visions: Original Science Fiction Inspired by Microsoft (English Edition): Brin, David (著), Kress, Nancy (著), Leckie, Ann (著), Bear, Elizabeth (寄稿), Bear, Greg (寄稿): Digital Ebook Purchas

    Amazon.co.jp: Future Visions: Original Science Fiction Inspired by Microsoft (English Edition): Brin, David (著), Kress, Nancy (著), Leckie, Ann (著), Bear, Elizabeth (寄稿), Bear, Greg (寄稿): Digital Ebook Purchas
  • Where fact and fiction collide

    Future Visions: Original Science Fiction Stories Inspired by Microsoft is an anthology of short stories written by some of today’s greatest science fiction authors. These visionary stories explore prediction science, quantum computing, real-time translation, machine learning, and much more. The contributing authors were inspired by inside access to leading-edge work, including in-person visits to

    AKIMOTO
    AKIMOTO 2015/11/18
    一つ読んでみた
  • 「戦国自衛隊」半村 良 著

    映画はもう子供のころから何度となく観ていたけれど、原作小説は読んだことがなかったという作品の一つだったのだが、ついに読んだ。やはり日SF黎明期を代表する一作で、1971年の発表直後からベストセラーとなり、戦国時代へ自衛隊がタイムスリップして大活躍というプロットは多くのフォロワーを生んで、歴史改変SF、架空戦記小説ブームの火付け役となった。軽い気持ちで読み始めたのだけど、実は適切な軍事考証、歴史考証がなされ、かつ、きちんとエンターテイメントの王道行くので凄く面白いのだ。 魅力の一つには軍事考証へのこだわりがある。映画だとさくっと一小隊がタイムスリップするのだが、小説ではタイムスリップに至る米軍・自衛隊合同演習に向けた各方面軍の展開が描かれ、主人公たちの部隊がどのようにタイムスリップの現場へ終結していくかが描写されている。この辺、ミリタリーファンにはたまらないのではないだろうか。 最初の出だ

    「戦国自衛隊」半村 良 著
  • 小松左京ライブラリー

    過去リポート再掲載 「小松左京アート展」開催中~2018年1月28日(日)まで・銀座スパンアートギャラリーにて~ *企画展は終了しています。 【 小松左京アート展 ―小松左京遺稿画とトリビュートアート―】 漫画家デビュー70周年を記念して、漫画家小松左京をテーマにした初の企画 (2018年1月13日(土)~…

  • ゆうメンタルクリニック秘密コラム 「五感の質屋」 | 【当日すぐ/駅すぐ】新宿心療内科ゆうメンタルクリニック新宿院/精神科

    ゆうメンタルクリニック秘密コラム 「五感の質屋」 視覚。 聴覚。 触覚。 嗅覚。 味覚。 あなたがこの感覚のうち、どれかを失わなければならないとするなら、 どれを選びますか? ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 五感の質屋 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「娘さんの命は、永くないでしょう」。 その言葉が、心に突き刺さった。 私には、一人娘がいる。 名前は、慶子。今年で10才になる。 をある病気で亡くしてから、私一人で育ててきた。 その娘が、突然にお腹をおさえて苦しみだした。 そのまま入院し、さまざまな検査が行われた。 その結果、伝えられた病名は、とまったく同じだった。 「ご存じ…だとは思いますが…」 医師は、の担当をしてくれた人物だ。 私にとって、二度目の告知だった。 「…この病気は非常に珍しい疾患です。

    ゆうメンタルクリニック秘密コラム 「五感の質屋」 | 【当日すぐ/駅すぐ】新宿心療内科ゆうメンタルクリニック新宿院/精神科
  • youkoseki.com | テキスト | 二次元を探して

    youkoseki.com 二次元を探して 祖父が死んだ。脳梗塞だった。なんの予兆もなかったので家族の誰もが驚いた。先日、五十年以上勤めた市役所を定年になったばかり。家族揃ってお祝いをしたときは元気そのものの姿だった。まだ75歳。健康に気を遣う人ではなかったが、死ぬには早すぎた。 一生の大半を地味な公務員として生きた祖父だったが、資産家でもあった。曾祖父がドットコムバブルで一山当てた遺産を相続したのだ。そういうわけで、かなりの遺産が家族に相続されることになった。死ぬそぶりなどまったく見せていなかったのにちゃんと遺言状を用意していたのが祖父のおかしいところで、いつも準備がいいと祖母は呆れながら泣いていた。 遺言は難しいものではなかった。資産によって祖母か、一人息子である僕の父に相続するという内容である。ひとつひとつ資産を挙げて示すお役所的な書きぶりは祖父そのものだ。あの堅苦しい筆跡。揉めるよ

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