5選を果たし万歳三唱する立谷秀清さんと妻礼子さん(右)=24日午後8時45分ごろ、相馬市北飯渕の選挙事務所 任期満了に伴う相馬市長選の投開票が24日行われ、無所属で現職の立谷秀清氏(66)が、無所属で元相馬市議の荒川五郎氏(69)を2452票差で破り、5選を果たした。県内13市で5選は最多。任期は来年1月19日から4年。投票率は61.8%で、前回を2.16ポイント下回った。 立谷氏は「復興の総仕上げをしたい」と市政継続を訴えてきた。復旧・復興を先導してきた現市政への評価や地方創生などを争点に市政の継続か刷新かが問われた選挙で、同市の有権者は市政継続による復興の進展を選択した。 実績評価、組織固めも奏功 現新一騎打ちとなった市長選では震災、原発事故からの復興などの実績が評価された立谷秀清氏に再びかじ取り役が託された。 市長選に臨むに当たり275票の僅差となった前回について、将来への不安が批判