東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムを制作したアートディレクターの佐野研二郎さんが手がけた大手ビールメーカーのキャンペーン用のバッグのデザインが、ほかの作品の絵柄などと似ているとの指摘がメーカー側に相次ぎ、このメーカーでは、佐野さんからの申し出を受けて、一部のバッグの取り扱いを中止したことがわかりました。 大手ビールメーカー「サントリービール」では、発売しているノンアルコールビールの購入者を対象に、佐野さんがデザインしたバッグをプレゼントするキャンペーンを7月から行っています。 バッグのデザインは当初30種類用意されましたが、このうち複数のデザインが、インターネット上でほかの作品のデザインなどによく似ていると指摘されたほか、メーカーにも同様の指摘が寄せられていました。 サントリービールによりますと、こうした状況を受けて佐野さんから申し出があり、デザインした30種類のバッグのうち8種