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ブックマーク / ji-sedai.jp (11)

  • オリンピックの熱狂と「転向」する文学者たち 2020年われわれは冷静でいられるか - ジセダイ総研 | ジセダイ

    文学者たちのあっけない「転向」 1964年10月の東京オリンピックは、「筆のオリンピック」とも呼ばれた。小説家や評論家など物書きの多くが、まるで競うようにオリンピックのことで筆を執ったからである。 当時はまだテレビタレントがいなかった時代。文学者は文化人の代表格であり、その観戦記は、今日のテレビ番組のレポートやコメントのように広く消費された。こうした文学者たちの文章は、同年12月刊行の『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』(講談社、2014年同学芸文庫で復刊)にまとめられている。 今日改めてこのを読むと、われわれは失笑を禁じえないだろう。というのも、名だたる文学者たちが、あまりにもあっけなく次々に「転向」してしまうからである。 文学者たちは、もともとオリンピック開催に対して批判的ないしは無関心だった。その辛辣な言葉の数々を少し引いてみよう。 「私もかなり批判的だった。たかがスポーツ

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    Cujo
    Cujo 2016/08/24
    げんこうりょうがでるからじゃね?(だいなし
  • アイルランドから考えるアメリカ合衆国大統領選挙2016 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2016年は四年に一度のアメリカ合衆国大統領選挙の年である。前半の山場、スーパー・チューズデーを終え、民主党はヒラリー・クリントンが抜けだし、共和党の方はドナルド・トランプが支持を集めている。両党ともにまだまだ予断を許さない状況とはいえ、今後6月まで続く予備選挙、7月の全国大会までの争点は、クリントン、トランプ両候補がどれだけ支持基盤を固めた上で大統領選挙に望めるに移ってきた。 日における一般的なアメリカ大統領選挙への関心は、両陣営の経済政策や安全保障を含めた対日外交戦略が中心だと思う。しかし筆者はヨーロッパの小国アイルランドの専門家であり、ちょっと違った観点から今回のアメリカ大統領選挙を眺めている。それは単純に言えば、ヒラリー・クリントンは今年アイルランドを訪問するのかどうか、その際にどのような手土産を用意するのか、という二点である。 ヒラリーのアイルランド訪問についてはアイルランドも

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  • 日本で「俗流台湾論」があふれる不思議 台湾総統選に見る「上から目線」 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2016年1月16日、台湾中華民国)において総統及び立法院(国会)議員を選ぶ同時選挙がおこなわれた。結果は、最大野党・民主進歩党の蔡英文主席が約689万票を集め、与党・中国国民党候補の朱立倫主席に300万票以上の差を付け圧勝。民進党は立法院でも、1986年の結党以来初の過半数の議席を獲得し、国会とのねじれのない完全な政権交代をはじめて成し遂げた。台湾中国大陸との関係改善をより志向する「藍営」(藍色陣営:国民党に代表される)と、台湾アイデンティティをより強調する「緑営」(緑色陣営:民進党に代表される)の二大政党制の国だが、今回のダブル選では、学生運動「ヒマワリ学運」をルーツに持つ新政党・時代力量の躍進と合わせて、政界の「緑化」が一気に進行することになった。 ところで、今回の選挙結果に最も強い関心を示した外国は、(中国政府の関係者を除けば)おそらく日だっただろう。一昔前までは、中国への配

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  • 「窓の外には地獄が広がっていた」SNSが伝える天津塘沽爆発事故 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2015年8月12日夜、天津市浜海新区の化学薬品保管倉庫で爆発事故が起きた。日の気象衛星ひまわりもその光を捉えたほどの巨大な爆発だ。 スマートフォンの普及も大きいのだろう。ネットユーザーが現場を撮影した動画、写真が次々と公開されて現地の「地獄絵図」が伝えられている。クレーターのような大穴が空いた事故現場、吹き飛んだ建物、窓ガラスがすべて粉々になったマンション、吹き飛ばされたコンテナ、黒焦げになった1000台もの車、道端に転がる黒焦げの遺体やちぎれた手足などの恐ろしい光景が映し出されている。爆発の規模を考えれば、完全に吹き飛ばされた犠牲者も相当数いるはずだ。13日夜時点で公式に確認された死者数は50人だが、最終的な犠牲者はこれをはるかに上回るものと予想される。 またSNS中国メディアでは次々と被災者の声が伝えられている。 「爆音を聞いて、慌てて窓の外を見たら地獄が広がっていた。」 「死者

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    Cujo
    Cujo 2015/08/14
    『爆発現場からわずか100メートルの建築工事現場には約2000人が住んでいた簡易宿舎があった』。。。。。
  • ネット配信で復活した日本アニメ@中国、突発的政策変更というチャイナリスクで壊滅の危機 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    3月31日、中国文化部は未成年に違法行為・暴力行為・ポルノ・テロを推奨している、社会道徳を損なうとの理由で、『進撃の巨人』『寄生獣』『ソード・アート・オンライン2』など人気日アニメ数十作品をブラックリスト入りした。これを受け中国の動画配信サイトでは公式配信の停止などの対策に踏み切っている。 海賊版時代を経てようやく正規ルートでの中国市場復帰を果たした日アニメだが、政府の通達一発でビジネス環境が激変するチャイナリスクにさらされている。興味深いのは、こうした中国当局の取り締まりが反日戦略や社会浄化を目指す国家方針に基づくもの……ではないという点だ。この日アニメの危機は省庁間の縄張り争いや中国共産党の家父長主義的性格がビジネスの邪魔になるという、チャイナリスクの典型例と言えよう。 中国における日アニメ盛衰記 まず簡単に中国市場における日アニメの歴史を振り返ろう。 文化大革命終結後、中国

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  • 続・江戸しぐさの正体 | ジセダイ―星海社がおくる、ノンフィクション・教養・WEBエンタテインメント

    江戸の人々が身につけていたという、「傘かしげ」「肩引き」などの「江戸しぐさ」……。これらはなんと、80年代以降の創作だった! 批判的検証『江戸しぐさの正体』以降も行われている検証作業を、可能な限りリアルタイムに近い形でお伝えします!

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  • 『声優魂』大塚明夫 - 星海社新書 | ジセダイ

    「みんながこれをやらないから、私に仕事が来る」 声優界に並び称される者のない唯一無二の存在、大塚明夫。その類い希なる演技力と個性ある声は、性別と世代を超えて愛され続けている。バトーへの共感、ライダーとの共鳴、黒ひげに思う血脈、そしてソリッド・スネークに込めた魂─誰よりも仕事を愛する男が、「声優だけはやめておけ」と発信し続けるのはなぜなのか? 「戦友」山寺宏一氏をはじめ、最前線で共闘する「一流」たちの流儀とは? 稀代の名声優がおくる、声優志望者と、全ての職業人に向けた仕事人生・演技論であり、生存戦略指南書。これは大塚明夫ファンが読むではない。読んだ人が、大塚明夫ファンとなる一冊である。 ※試し読みにて、一部ブラウザでレイアウトが崩れるページがございます。

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  • 関係を築くアイドルと「プレイヤー」 シンデレラガールズの正しい重苦しさ - ジセダイ総研 | ジセダイ

    今期放映されているアニメの中でも、ひときわ大きな話題となっている『アイドルマスター シンデレラガールズ』。 同作は、10年の歴史を持つ「アイドルマスター」の名を冠する作品群のなかで最新のコンテンツであるとともに、「アイドルたちが疑似家族的な描写から、より複雑な関係性を持つものとして描かれるようになったこと」、「ゲームを原作とするアニメ作品において、プレイヤーキャラクターをどのように扱うかという問題に一定の結論を出したこと」などの面から、アイドルをテーマとするアニメ作品の最新型と言うこともできる。 『シンデレラガールズ』は、女の子たちの関係を安全に描いていく作品ではない。しかし、そうであるがゆえに切実な作品となっているのだ。 最新型の「アイドルマスター」 アイドルを主題にしたテレビアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』が話題になっている。 この作品は、基的には2011年にサービス開

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  • 「外国」を理解することの難しさ~雨傘革命と台湾地方選挙を実例に - ジセダイ総研 | ジセダイ

    「普通選挙を望む民衆の行動」と報じられた雨傘革命、「対中接近路線にノーが突きつけられた」と評価された台湾地方統一選......海外報道の切り口はいつも、実情とはずれている。 中国において「安倍政権の勝利は軍国主義の復活」と報じられるのと、実は同じ現象だ。 それは「自国民にとって理解しやすく、興味のある切り口で報じる」という、報道の主体が経済活動を行っているがゆえに避けられないバイアスによる。 稿では、上記の例における「偏向」がどのようなものかを検討しながら、海外ニュースとの付き合い方を提案したい。 自民党勝利=軍国主義化? 「自国民向けの切り口」に終始する海外報道 「日の総選挙で安倍晋三首相率いる自民党が勝ちましたね。日人民は軍国主義化を支持しているようですね。」 これはある中国人との会話だ。たいして日に興味もないだろうに一生懸命話題を探してくれたことはありがたいのだが、ちょっと的

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    Cujo
    Cujo 2014/12/30
    ちょっと文章がつたない?細かなところで引っかかりがあるなぁ。
  • 中国版「テロとの戦い」、ウイグル問題は日本にも影響を及ぼす - ジセダイ総研 | ジセダイ

    中国の民族問題といえば、チベット問題を想起する読者も多いだろう。しかし近年では、ウイグル人を巡る民族問題も緊張を高めている。相次ぐウイグル人による事件を受け、中国は全国的な「対テロ戦争」を宣言した。しかし戦うべき敵はもともと存在しなかった。武断的な支配によって中国が自ら生み出してしまったものでしかない。民族や階級、地域といった境界線を強化し「内なる敵」を生み出してしまった隣国の失敗を日は繰り返してはならない。 10年以上にわたり「テロとの戦い」を続けるアメリカ。しかし、いまだにその泥沼から抜け出せずにいる。 そして今、中国も国内の少数民族ウイグル人との「テロとの戦い」にのめりこもうとしている。 ただし、両国には大きな違いがある。海外の脅威と向き合う米国とは違い、中国はその武断的統治により国内に「テロリスト」を作り上げてしまったのだ。 中国を覆うウイグル人への恐怖とは何か? その背景とは?

    中国版「テロとの戦い」、ウイグル問題は日本にも影響を及ぼす - ジセダイ総研 | ジセダイ
    Cujo
    Cujo 2014/07/02
    『武断的な支配によって実際に敵を作り上げてしまったかのように見える』
  • 未来のための始点集積地「ジセダイ総研」 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    現代、SNSやブログメディア、ニュースアプリの発達によって、個人の意見が「記事」として扱われる機会が増えています。「誰でも書ける」状況にあること自体は悪ではありませんが、「誰でも書ける」記事によって無駄な議論が増え、誤った情報が広がることは好ましいことではありません。 ソースが明らかでない情報や、誤った情報に基づく記事も容易に拡散してしまい、そして、それは建設的な議論を阻む障害にもなっています。 いっぽうで、プロフェッショナルとして長く活動してきたオールドメディアはどうでしょうか。新聞やテレビ、雑誌は「これまでの世代」をターゲットにし続け、いまだにそれぞれの「ポジション」に固執しています。社論や紙論に基づいた、結論ありきの記事では、やはり建設的な議論の端緒とはならないでしょう。 このような状況を打破するため、わたしたちは「ジセダイ総研」を立ち上げます。目的は、「未来のための始点集積地」を作

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