著:Wanning Sun(シドニー工科大学 Professor of Chinese Media and Cultural Studies) 動画のストリーミング再生が普及し、中国政府によるメディア統制の限界が試されている。先日、中国政府が「サイバースペースの健全化」を目的としたある規制を発布し、中国の三大オンラインプラットフォームがその対象となっている。動画のライブストリーミングを主とするユーザー生成コンテンツが、新たに取り締まりの対象とされたのである。 規制命令は中国国家新聞出版広電総局 (SAPPRFT) が6月に発布したものだ。これによりソーシャルメディアプラットフォームの新浪微博 (Sina Weibo)、動画配信プラットフォームの鳳凰 (Ifeng)、AcFunで配信される動画に規制がかけられた。 中国政府はこれまでにもオンラインプラットフォームにおける統制力を獲得しようと手