インフルエンザワクチンの有効率はざっくり言って50%ぐらいです。ときどき勘違いをする方がいらっしゃいますが、「ワクチンを打った人の50%がインフルエンザにかかってしまう」というわけではありません。「ワクチンを打たなかったらインフルエンザになっていたであろう人のうち、ワクチンを打っていれば50%がインフルエンザにならなくて済む」という意味です。 ワクチンを打たないと100人のうち20人がインフルエンザを発症するとしましょう。その100人に有効率50%のワクチンを接種すると、インフルエンザを発症するはずだった20人のうち10人は発症せず、残りの10人はワクチンを接種していても発症します。この場合、ワクチンを打っていた人の90%がインフルエンザになりません。 有効率の数字は、ワクチン接種対象や、ワクチン株、調査方法によってけっこう差がありますので、50%というのは本当にざっくりした数字ですが、大