北海道内の医療が危機的な状況にあるとして、北海道は「医療非常事態宣言」を出しました。 医療現場からは「命の選別が始まっている」と、悲痛な声があがっています。 (看護師)「失礼します。点滴やっていってもいいですか?」 中等症のコロナ患者を受け入れる札幌の手稲溪仁会病院です。 4月、新たに20床を増やしましたが。 (手稲渓仁会病院 奈良理副院長)「現状は満床の状態。退院する患者がいると、また新規の患者が入る状況。正直もっと早く緊急事態宣言は出していただきたかったという風に思ってます」 410床あるコロナ病床の97%が埋まる札幌市。 このため中等症だけではなく、重症患者も受け入れざるをえなくなっているといいます。 (手稲渓仁会病院 奈良理副院長)「より高い波が来る状況なので、当然今が1番高い危機感。(入院の)依頼に対して応えたいけど応えられないジレンマ」 札幌市の別の病院に勤める看護師は。 (札