ユーザーのことを怠惰だとか、ちょっと間抜けなどと思ったことはないだろうか。デバイス慣性や慣性的行動、選択的注意といったよくある振る舞いによって、ユーザーが怠けているように見えてしまう。しかし、ユーザーがエラーを起こしやすい経路をたどる真の要因は、ユーザーの努力不足ではなく、インタフェースのデザインにあるのだ。 Why Designers Think Users Are Lazy: 3 Human Behaviors by Kara Pernice on October 4, 2015 日本語版2015年12月2日公開 自分たちのデザインに対してユーザーがうまくいってないのを実際、目にすると、我々は通常、ユーザビリティを良くするため、インタフェースを改善しようとする。しかし、ユーザビリティテストを見ていて、ユーザーのせいにし、彼らのことを「不適切なタイプの顧客」とか、もっとひどいときには「鈍
女の子の声を目指してみたら、日常生活がすごく捗った。 この増田が話題になっていたので、私も、今まで影響を受けたボイトレ本を少し紹介してみようかな、と。 まあ、都会にいたうちは不勉強な上に金が無く、最近は田舎暮らしで大きい本屋が近くにない…という一身上の理由で、割と狭い知識からのお勧めではありますが…。 まずは最近出たこれ。 今日から歌がうまくなる! 広瀬香美の歌い方教室 作者: 広瀬香美出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2011/04/15メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 128人 クリック: 1,453回この商品を含むブログ (10件) を見る よく言われている「身体をつかって声を出す」という発声法を、ひじょうにわかりやすいことばで説明しています。 そして、広瀬香美らしい、「歌い手」としての心の持ち方も必読ですね。 とりあえず、「発声の基本のカタチ」を
熱いコーヒーカップを手にしていると,アイスコーヒーのグラスを持っている時より,人にもより「温かく」,寛大な気持ちになれるという。そんな馬鹿な,と思うかもしれない。だが現在の心理学は,自身で想像もできないこうした「無意識の効果」を次々に見いだしている。 私たちは自らも気づいていない偏見や思い込みから逃れることはできず,身体の動作や話している相手,その日の天気にすら無意識に影響される。「無意識」は非常に強靱で,抗うのは困難だが,隠れた自己を知り,折り合いを付けることはできるかもしれない。かつてフロイトが言葉を尽くして語った「無意識」の力を,本人も気づいていない心の動きを浮き彫りにする新たな実験手法や,脳の可視化技術を通して解明する。 再録:別冊日経サイエンス201「意識と感覚の脳科学」 【関連動画】筆者によるミズーリ大学での講演 著者John A. Bargh エール大学の心理学教授。彼が率い
マイケル・コーバリス/鍛原多恵子 訳『意識と無意識のあいだ』(ブルーバックス)を読む。副題が「”ぼんやり”したとき脳で起きていること」というもの。まえがきで著者が書いている。 私たちの心は日中のほぼ半分はどこかをさまよっているという証拠がある。夜になって寝ているあいだも、夢の世界に入りこんで外界とは違う場所にいる。(中略)このぼんやりした状態は「マインドワンダリング」と呼ばれる。(中略) 本書では、マインドワンダリングには多くの建設的で適応的な側面があり、たぶん私たちはそれなくしては生きていけないことを示していこう。放心状態にあるとき、私たちは「メンタルタイムトラベル」をしている。時間をさかのぼったり進めたりして、過去の経験から未来の計画を立てるとともに、連続した自己意識を得てもいるのだ。マインドワンダリングによって他者の気持ちになることができ、共感や社会的理解がうながされる。 まずマイン
こうして角田美代子は、人間をロボット化させた! 『尼崎事件 支配・服従の心理分析』から見えた戦慄のメカニズム 尼崎事件は兵庫県尼崎市を中心に複数の家族が監禁・虐待され、死へ追いやられた連続殺人事件である。首謀者の角田美代子は、長年に渡り、様々な家族を乗っ取り、金を脅し取ったうえで、崩壊させていった。その過程では、少なくとも9人が死へ追いやられており、しかも角田美代子が直接手を下すのではなく、取り込んだ家族を意のままに操り、家族同士で暴力を振るわせ壊滅させたことが特徴とされている。 逮捕から約1年後の2012年12月12日、角田美代子は留置場で自殺した。そのため本事件の真相が永遠に解明されない可能性は高い。だがそれを、巻き込まれた一人の人物の視点へ着目することによって、この事件がどのように起こりえたのか解明しようと試みたのが、本書『尼崎事件 支配・服従の心理分析』だ。 著者は、被告人Aの弁護
こんな依頼をされたので、 @topisyu そういえばこのテーマはトピシュさんが詳しそうなので、よろしければコメント頂けますでしょうか?/「だんまり」の取扱説明書が欲しい - エルの楽園 https://t.co/T2SvKNZmaR— Matsuki *** (@liliput) February 23, 2016 特に詳しくもないですけど、思いついたことを書いてみます。お好きな人だけどうぞ。 黙り込む人への対処法 「だんまり」の取扱説明書が欲しい - エルの楽園 だから黙り込む系のひとにお尋ねしたいのですが、どのように質問すれば「ああ、これは自分を責めているんじゃないな。純粋な質問なんだ」と思ってもらえるのでしょうか?これが分かればお互いもっと気持よく過ごせるんじゃないかな、と思っています。 記事のタイトルが「取扱説明書が欲しい」で、記事の最後がこう終わっているので、どのような質問をす
「HONZはあまりビジネス書は紹介しないのだけれど、この本は別格といっていいだろう。ボクにとっても、つまりHONZにとっても有用だと思われる示唆が満載なのだ。」ーーHONZ代表・成毛眞が激オシする本書は、21世紀のAIDMA理論とでも言うべき内容であり、しかも今すぐ役立つマーケティングの教科書だ。今回は特別に、巻末に掲載されている小林弘人氏の日本語版解説を掲載する。(HONZ編集部) 本書の原題『Captivology』は、魅了されることを意味する「captivation」という英語をもじった、著者ベン・パーによる造語だ。なお、似ている単語に「captology」というものもある。こちらは、ウェブやソーシャルメディアがいかに人々の態度や行動を変えるのかを研究する学問を指す。すなわち、デジタル・テクノロジー上の説得力についての研究だ。そんな類語を連想させ、権威とご利益がありそうな印象をも与え
「いや、自分のことは自分が一番よく知っている」。他者のフィードバックを受けた時に、つい思ってしまうことの1つだ。しかし脳の機能から言えば、これは間違っているという。自分の弱点を正しく把握するには、他者の評価が絶対に必要である理由を筆者が説明する。 あなたがいまよりもっと成功したいなら、その目標が何であれ、自分自身と自分のスキルを知る必要がある。目標に到達できなかった時は、その理由を知る必要がある。それは問題なくできるはずだ――結局、あなたのことはあなた自身が最もよく知っているはずなのだから。 しかし、あなたの個人的資質――柔軟性や真面目さ、衝動性など――に関する自己評価と、(あなたをよく知る)他人から見た印象を比べた場合、その相関係数は0.40程度しかない。つまり、自己評価と他者の見方はあまり一致しないのである。 正しいのはどちらだろうか。あなたのことをよく知っているのは、あなた自身なのか
デザインについて意識することへのさまざまな投げかけが続く、形としては写真集のような本です。 訳者まえがきに、こうあります。 ものをデザインするときに、デザイナが見ているのは、その「もの」ではない、ということも、本書からよく理解できるだろう。彼らが見ているのは、それを使う人、それを感じる人たちである。その人たちが、それをどう扱うのか、どう感じるか、あるいはどのように間違える可能性があるのか、をデザイナは見ている。 デザインは、コミュニケーションなんだよなぁ、ということを様々な視点で考えさせてくれるのだけど、利用者として「これ、わたしもやってる!」と思うことがたくさんあっておもしろかった。 なかでも 統計の図が表示されているPCの画面に 指を当てて概算を捉える という行為。やってる! 何もかも用意してくれなくても「そうそう、このくらいまでざっくりでよかったんですぅ〜」ということって、あるんです
(CNN) 上司がほほ笑んでいるときに、それ以上に大きなほほ笑みを浮かべている自分に気付いたとしたら、それは、あなたの脳がそうするように「配線」されているせいかもしれない。 米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)がこのほど行った研究によれば、立場が下の人は、立場が上の人の笑いを模倣する傾向があるという。研究を主導したエバン・カー氏は「模倣は、人間関係の構築を手助けしているとみられている。私たちがどうやってこの戦略を駆使しているのかは権力と地位の両方が影響しているようだ」と語る。 ボディーランゲージについての著書があるキャロル・キンゼー・ゴマン氏によれば、人間は生まれたときから他の人の表情や身振りを模倣するようにできており、部下は、服従を表すこういった種類の動作を、より行いやすい傾向にあるという。 ゴマン氏は「部下は、微笑んだり、うなずいたり、首を傾げたりといったことをより多く行うが
[Tyler Cowen, “How to seem telepathic,” Marginal Revolution, January 20, 2016.] もしかしたら,これは本ブログを1年通して読んでえられるいちばん有益なことの1つかもしれない.Maria Konnikova の新著 Confidence Game(『瞞し瞞され:詐欺の心理,毎度まんまと引っかかる理由』)の一節から: 2010年に,ベン=グリオン大学のニコラス・エプリーとタル・エヤルが一連の実験結果を公表した.実験の目的は,対人・知覚知覚スキルを改善することだ.論文の題名は:「テレパスらしく振る舞う方法」(How to Seem Telepathic).エプリーとエヤルの発見によれば,私たちがみずからを分析する方法と他人を分析する方法に基本的なくいちがいがあることから,我々がおかす錯誤の多くが生じているという.自己分
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