外務大臣に就任してこの8月3日で1年が経過した河野太郎氏。 自ら発信するSNSからは、各国大臣と堂々と渡り合う様子や、海外の要人と温もりある交流をしている様子など、精力的に海外に赴く「河野外交」が伝わってくる。その「河野外交」が多くの識者やメディアからも注目されている一方で、あまりメディアでは注目をされていないが、河野大臣が地道に進めていることがある。外務省自体の改革だ。就任直後から、ODAなどの政策面から職員の業務に至るまで次々と改革を打ち出しており、行政改革大臣の経験などもふまえて、外務省のトップとして様々な改革に着手している。 10年前に自民党の無駄撲滅プロジェクトチームが実施した事業仕分けで、筆者が所属する「構想日本」が協力をした際に、責任者を務めていた河野大臣と初めてご一緒した。今回は、外務省の外からと、責任者として中に入って見える外務省の景色の違いや、外務大臣として進めている外