「病の起源」というシリーズの一つなのでしょうがないのだけれど、もう少し読字障害のパターンやレベルもいろいろあるということにふれてほしかった。でも最初のあたりで「文字」の歴史の浅さとその恣意性にふれられてたのはよかったと思う。 以下メモ 脳の39・40野(左脳にある)が感覚統合器官。「読む」際にそこが活性化されてない。右脳に活性化が見られる。 「読み書き」能力がなければ成立しない分野で活躍している人物についてもふれてほしかった(ジョン・アーヴィングとか)。同時に「読字障害」が「ふつうに生活する」うえでどれほどのハンディになるのかについても。今回はふつうと違う独自の訓練が必要であることについて、またその訓練ができる場所が日本ではかなり限られていることは多少でてきたが、あれだとまだ「個人の努力」だけで対処可能な問題と受け取られそうな気がする。 日本語の「漢字」「ひらがな」「カタカナ」という、生活