アニメは長年、地下でうごめくオタク向けのニッチな存在でしかなかったが、いまやメインストリームの一画を担うまでに成長した。 そして2024年、マーケター勢はチェックに余念がない。ことしは実際、マクドナルド(McDonald’s)といった大手ブランド勢が拡大を続けるZ世代のアニメオーディエンスの気を引くべく、投資を始めている。 「かつてのアニメは幅広い人気を有する存在からほど遠かった」と聞くと、現在の若者は驚くかもしれない。クランチロール(Crunchryoll)といった専門ストリーミングサービスが普及したおかげで、日本のアニメはいまや、かつてないほどアクセスしやすくなった。 アニメに本腰を入れ始めたブランドたち とはいえ、カルチャー界でいくら人気があろうが、真の意味でメインストリーム入りするのはやはり、ブランド勢や広告主勢が本腰を入れてからの話だ。そして2024年、彼らは本腰を入れている。