ここ数年間で白物家電、つまり生活家電のトレンドが大きく変わってきている。その最たるものが「高級家電」だ。 サイクロン掃除機をひっさげて日本市場に参入した英ダイソンは「高級掃除機ブーム」を牽引しており、米アイロボットの「ルンバシリーズ」はこの10年間で「ロボット掃除機」という新しいジャンルを築き上げた。 2006年に登場した三菱電機の「本炭釜シリーズ」に始まる高級炊飯器ブームは現在も続いている。2010年に日本市場に参入したスウェーデンのブルーエア、同年に「cado(カドー)空気清浄機」を発売した国内ベンチャーのエクレアなどは、昨今話題となっているPM2.5(粒径2.5μm以下の粒子状物質)問題の後押しもあって「高級空気清浄機」ジャンルを作り出した。 そんななか、ここ2~3年の間に急成長を遂げたのが国内家電ベンチャーのバルミューダだ。2013年秋には新たな製品カテゴリーにチャレンジして話題と