会見の冒頭、伊藤さんは「20代後半から30代はこの裁判に向き合いきりだった」としながらも「後悔はない。私が信じるジャーナリズムの希望、かき消されたり、届かなかったり、繰り返される何かを変えたいと思い、やってきた。誹謗中傷もあったが、友人や弁護士など、助けてくれる人がいたのでここまでこれた」と支援者へ謝意を示した。 法制審議会で議論が続く性犯罪の刑法改正には「日本で性暴力やレイプを証明するには、被害者が著しい暴行や脅迫を立証しないといけない」と問題点を指摘。「海外では、不同意が(性犯罪を構成する)基礎なのに日本は変わってない。(改正に)時間がかかるとされるが、もう時は来ている」と不同意性交罪の早期創設を繰り返し訴えた。
実際に起きた公文書改ざん事件を題材にした新作ドラマ「新聞記者」の世界配信が始まった。インターネットの普及で斜陽を迎え、世界的に権力者やその支持者から圧迫を受け、国内では「マスゴミ」などと侮蔑される現代の記者。今回のドラマで、そんな時代の女性記者を演じた俳優米倉涼子さん(46)にとっても、当初その印象は明るくなかったというが、演じてみて分かったこともあるという。(木原育子)
上皇さまは、23日、87歳の誕生日を迎えられました。 宮内庁によりますと、上皇さまは、上皇后さまと共に、新型コロナウイルスの感染が国内外で拡大し、人々の健康と日常生活に大きな影響を及ぼしていることを深く案じ、感染症への理解と感染防止のための医学的、社会的な取り組みに関心を向けられてきました。 感染拡大によって社会活動が大きな制約を受ける中、さまざまな形で支えてきた青年海外協力隊員の活動にも影響が出ていることを心配されているということです。 また、沖縄に寄せる思いは今も変わるところがなく、首里城の焼失を悲しみ、再建が着実に進むことを願っているほか、東日本大震災で全村避難となった福島県飯舘村の村長の退任が報じられた際には、お見舞いに訪れた当時を振り返りながら、被災地のその後の様子を案じられていたということです。 ことしの3月末から暮らしている仮住まい先の仙洞仮御所では、上皇后さまと日課の朝夕の
伊藤詩織さん、杉田議員を提訴 中傷ツイートに「いいね」多数―東京地裁 2020年08月20日15時59分 記者会見する伊藤詩織さんの代理人、佃克彦弁護士(右)ら=20日午後、東京都港区 フリージャーナリストの伊藤詩織さん(31)は20日、自身を中傷する多数のツイートに好意的な気持ちを示す際に使われる「いいね」を押して心情を傷つけたとして、自民党の杉田水脈衆院議員(53)に220万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。 元TBS記者に賠償命令 伊藤詩織さん勝訴、性暴力認定―東京地裁 伊藤さんは元TBS記者の山口敬之氏から性暴力被害を受けたとして東京地裁に提訴。同地裁は昨年12月、訴えを認めて同氏に330万円の賠償を命じている。 訴状などによると、杉田議員は2018年6~7月に「枕営業の失敗ですよね」「自称#伊藤詩織は、そもそもレイプの事実関係が怪しすぎる」「被害妄想?を疑いましたよ」
東京地裁で勝訴後、記者会見する伊藤詩織さん(右)=東京都千代田区で2019年12月18日午後4時2分、丸山博撮影 TBS在職中に、ワシントン支局長、首相官邸担当の政治部記者などを歴任した山口敬之氏という人物がいる。僕よりも13歳下の後輩。その仕事の仕方や流儀、人となりなどを多少なりとも知っていた人物だ。その人物が、ジャーナリスト志望の女性、伊藤詩織さんに対して、意識を失った状態で性暴力を働いたとして告訴された。刑事告訴を受けて警視庁が捜査し準強姦(ごうかん)容疑で書類送検したが、東京地検が容疑不十分で不起訴処分とした。 この過程で不可解な事実がある。山口氏に対する逮捕状が東京地裁から発布されたが、執行直前に警視庁刑事部長が現場に指示して逮捕を取りやめさせたのだ。その事実は、週刊新潮の果敢な報道によって刑事部長(当時)自身が認めている。詩織さんは、実名と姿をさらし、検察審査会に不服申し立てを
世界の有能人材が「日本を避ける」未来 元TBS記者の性暴行事件が及ぼす深刻な影響:世界を読み解くニュース・サロン(1/4 ページ) 12月18日、ジャーナリストの伊藤詩織氏が元TBS記者の山口敬之氏に性的暴行を受けたと訴えた裁判で判決が言い渡され、東京地方裁判所は山口氏に330万円の賠償を命じた。 このニュースは日本のみならず、世界でも大きく報じられた。日本では、右や左のポジショントークに、フェミニストやブーマー(団塊世代で聞き分けのない人たちのこと)が入り乱れて議論を繰り広げているが、あえて筆者はこの事件でどの言い分が正しいのかを検証する気はない。 ただ世界的に見ると、日本発のニュースとしてこれほど大きく報じられているものはここのところなかったと言える。日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が報酬の虚偽記載などの罪で逮捕された事件とまではいかなくとも、それに準ずるほどのインパクトを海外で
性犯罪の被害者が沈黙せざるを得ない日本の社会を変えなければならない──実名も顔も出して自らもレイプに遭ったことを明かしたうえで訴え続ける伊藤詩織に、おそらく誰よりも強く共感している女性がいる。東京都下の小さな町でつましく暮らす44歳の主婦だ。 彼女は長い間封印してきた自らの忌まわしい体験を伝えようと、伊藤に長い、長い手紙をしたためた。伊藤に、そして一人でも多くの人に伝えたい、どうしても伝えなければいけないと思うことがあるからだ。 拝啓 伊藤詩織様 テレビやウェブマガジンなどであなたの身に起きた出来事を知り、ご著書『ブラックボックス』やクーリエ・ジャポンの特集「性暴力はなぜ起こる」も拝読しました。堂々とお顔もお名前も出して闘っているあなたに、匿名でお手紙を出す失礼をどうかお許しください。 Me too. 私も性犯罪の被害者です。今から25年も前のことになりますが、ローマで日本人の女子大生6人
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