米セキュリティ企業のPalo Alto Networksは10月4日、AppleのiOSに感染する新手のマルウェア「YiSpecter」が出回っていることを確認したと伝えた。このマルウェアは脱獄させていないiOSデバイスにも感染する恐れがあり、iOS向けのプライベートAPIを悪用して不正な機能を実装しているという。 【その他の画像】 Palo Alto Networksによると、YiSpecterは2014年11月ごろに出現し、ISPのトラフィック乗っ取りや、Windowsワームの利用、オフラインのアプリインストールといった手口を通じて、主に中国と台湾で感染が広がった。 マルウェア検出サービス「VirusTotal」で調べたところ、10月4日現在、57社のセキュリティ製品の中で、YiSpecterを検出できているのは1社のみだった。 YiSpecterは、Appleが発行するエンター