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ブックマーク / bunkaonline.jp (10)

  • 底が抜けてる衆議院東京15区補欠選挙:ロマン優光連載289

    289回 底が抜けてる衆議院東京15区補欠選挙 2024年4月28日に開票結果のでた東京15区の衆議院補欠選挙。この選挙区は東京都江東区しか含まれていないので、ようするに江東区での衆議院補欠選挙である。 とりあえず、小池百合子東京都知事率いる都民ファーストの会の推薦を受けた乙武洋匡氏の得票数が5位であり、日保守党の飯山陽氏を下回っていたのはさすがに驚いた。 こんなに順位が低いとは。特に強そうな候補者もおらず、乙武氏の知名度の高さからいって、当選しないにしてもかなりの得票数はあるかと思ったのに、この結果は正直予想外だった。 江東区は政治家がらみで色々なことが起こった地域である。 PR 前議員である自民党所属の柿沢未途・前法務副大臣が、無所属で立候補した木村弥生・前江東区長をめぐる東京都江東区長選における公職選挙法違反(買収)の罪に問われ、基礎内容を認めて議員辞職したことで生まれた補欠選挙。

    底が抜けてる衆議院東京15区補欠選挙:ロマン優光連載289
  • 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288

    288回 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』 三宅香帆氏によるベストセラー『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(集英社新書)は非常な労作であり、様々な資料にあたりながら、明治以降の社会における読書というものの位置付けの変化を追い、現代日社会の労働が抱えている問題に言及するだ。タイトルを見て「そんなの忙しくて疲れてるからに決まってるじゃないか」と考える人もいるだろうが、人はなぜが読めなくなるまでハードに働かなければいけないのかという問題について考えているであって、そこは出発点である。 そして、ある意味で映画『花束みたいな恋をした』(2021年1月29日公開/監督:土井裕泰、脚:坂元裕二、主演:菅田将暉・有村架純)の考察でもある。けして、冗談ではない。菅田将暉演じる主人公・麦くんが就職したことで今まで親しんできた文学・音楽ゲーム映画などを楽し

    『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』と『花束みたいな恋をした』:ロマン優光連載288
  • 岩橋が心配:ロマン優光連載279

    興業所属のお笑いコンビ、プラス・マイナスの岩橋良昌氏、いや、吉からSNS上での「関係者の名誉を毀損する不適切な投稿行為や配信」を原因に2月21日付けで契約解除、コンビは解散という発表があったので正確には元プラス・マイナスの岩橋氏だが、X(旧Twitter)での様子を見て、彼のことが心配になっている人も多いかと思う。X(旧Twitter)上の暴露・告発的なポストが自分のTLで話題になりはじめたのは一ヶ月ほど前のことであり、あまりの早い展開に正直驚いている。 今回のことで一番驚いていて、大変なのは元相方の兼光タカシ氏だろうけれど。 一連の彼のポストの具体的な内容に関しては特に触れようとは思わない。それは、関係者にちゃんと取材をして真実を明らかにしていくべきものだと思う。 ただ、「嘘つき」「今さら言うのはおかしい」「得もしてきたんじゃないのか」「売名」「後出しは卑怯だ」だとかいった彼を攻撃

    岩橋が心配:ロマン優光連載279
    asitanoyamasita
    asitanoyamasita 2024/02/24
    『揉め事を楽しみたいだけの人も多いだろう』岩橋本人も「エックスが俺の居場所や〜自由や〜」と投稿してたけど、そこの人らの殆どは劇場行ったり投げ銭したりはしないだろうしなーと
  • あの頃の創価学会:ロマン優光連載267

    267回 あの頃の創価学会1972年生まれの自分が初めて池田大作という人の存在を強く意識したのは小学校高学年から中学生くらいのころ、街中に貼ってあった池田氏と創価学会を糾弾する内容が書かれた貼り紙によってだった。当時自分が歩いていた街中の光景が朧気になっていく中で、これと横田めぐみさんの消息を求める貼り紙はなぜか鮮明に覚えている。 明確にその名前を意識したからといって、なんでそんなに糾弾されているのかはいまいちわからなかった。一方で池田氏が創価学会の人からおそろしく崇められているのはなんとなく知っていたが、信者でない自分にとっては、なんでそんなに崇拝されているのか、なにをしている人だかよくわからない存在だった(この原稿は、小学生から大学生くらいまでの自分の、池田氏や学会に関する記憶に触れている部分があるのだが、そこで「よくわからなかった」と書いてあるからといって、今現在わからないとか知らな

    あの頃の創価学会:ロマン優光連載267
  • ビートルズと「NewJeansおじさん」:ロマン優光連載259

    259回 ビートルズと「NewJeansおじさん」 ビートルズにはとても似てるとは思えない画像に 「写真良すぎる。マジで初期のビートルズみたい」 というキャプションをつける大喜利ポスト。 X(旧Twitter)でそういうものを何度か見かけ「なんだろう」と思っていたら、編集氏からのメールで謎がとけた。 あれは映画音楽に対する評論活動をしている宇野維正氏がK-POPグループ・NewJeansのメンバー全員が並んだアーティスト写真に 「写真良すぎる。マジで初期のビートルズみたい」 と付けて投稿したのを、元ネタにした大喜利だったのだ。 となると、このポスト自体は宇野氏の NewJeansファンとしての活動の一環ということになる。そういえば、この大喜利を見かけた時に 「 NewJeansおじさん 」批判ポストを何件か見たのだが、これが原因だったようだ。今、宇野氏はNewJeansにはまっている。そ

    ビートルズと「NewJeansおじさん」:ロマン優光連載259
    asitanoyamasita
    asitanoyamasita 2023/09/30
    『文化素養の高い自分が見つけてあげたことをありがたく思えといわんばかりに』/俺もやっちゃうんだけど、YouTubeのコメとか観てるとこういう「深い解釈投稿→いいね貰いたい」合戦が加熱化してる感覚は確かにある
  • いまだに続く「恒心教」の連鎖:ロマン優光連載254

    254回 いまだに続く「恒心教」の連鎖 「恒心教」メンバー逮捕というニュースを見て、「いつのニュースだよ…え、今日!」とびっくりしたり、各新聞の記事を「恒心教」という文字が踊っていることに変な気分になってしまったインターネット歴が長い人もいたかと思う。 2023年1月に東京音楽大学に爆弾を仕掛けたという内容のファクスを送り、8月に威力業務妨害の容疑で20代の男2人が逮捕されたという事件。同様の内容のファクスが1月から5月にかけて全国の学校や企業などで延べ30万件確認されているようで、それについても調べられているという。また、ファクスの送り主として無関係の実在人物の名前が書かれていた。容疑者の一人は動機のひとつとして「恒心教を広めたかった」と語っているという話だ。 「恒心教」という名前を見て、新興宗教のたぐいかと思う人もいるかと思うが、別に宗教ではない。 2012年、2ちゃんねる(現・5ちゃ

    いまだに続く「恒心教」の連鎖:ロマン優光連載254
    asitanoyamasita
    asitanoyamasita 2023/08/26
    恒心教のバカ共に救いようがないのは大前提として、肝心の唐澤貴洋弁護士の活動を見てると、どうもそのノリにけっこう乗っかってる感があるのもどーなん?と正直思うのよね… https://youtu.be/pJxKyzGaiNc?si=yrXsJTt2Np7FooAp
  • DJ SODA痴漢事件とイラストレーター・あらいずみるいAI濡れ衣事件にみるバズりしか考えない人たち:ロマン優光連載253

    253回 DJ SODA痴漢事件イラストレーター・あらいずみるいAI濡れ衣事件にみるバズりしか考えない人たち 無理筋なことで他人を攻撃したり、いい加減な根拠をもとに他人を叩いたり、それが間違いであることを指摘されても謝らなかったり、自分が間違っていたこと自体を認めず相手が間違っているように主張したりする人が大騒ぎをしていることをネット上で見かけて、うんざりすることが多い。 最近では、DJ SODA氏の音楽フェスでの痴漢事件イラストレーター・あらいずみるい氏のAI濡れ衣事件でそういった人を多く見て、げんなりしていた。 大阪で行われた音楽イベントMUSIC CIRCUS‘23で、韓国のDJ・DJ SODAが客席に近づくパフォーマンス中に複数の観客に腕をつかまれたり、胸を触られるということが起き、DJ SODA氏からそのことに関してSNS上で発言があった。 自分の一番好きなアイドルはTIFに

    DJ SODA痴漢事件とイラストレーター・あらいずみるいAI濡れ衣事件にみるバズりしか考えない人たち:ロマン優光連載253
    asitanoyamasita
    asitanoyamasita 2023/08/19
    「根拠不十分だから断言はしない」より「根拠がなくてもキメツケして言い切る」ほうがバズる問題、というかむしろ自覚的にやってるのよな
  • 柴田英里寄稿 フェミニズムにとって性行為や性表現は忌むべき存在なのか

    インターネット上で、フェミニストをめぐる騒動が頻繁に起きている。そういった騒動を見ていると、フェミニズムは男性性を嫌悪し、性表現を有害なものとする思想とも見えてしまう。実際のところフェミニズムとは何か。フェミニストである柴田英里氏がフェミニズムの歴史を紐解き、現在の“フェミニズム”を解説する。 Colabo問題を読み解... 第一波~第四波の論争の変遷 以下、第一波から現在までの大まかな流れと、現在のフェミニズムが抱える問題を提示していく。 〈第一波における性的「行動/表現物」の論争〉 第一波フェミニズムの時期(1860年代~1920年代)は、テレビ放送開始以前であり(ラジオ放送開始は1925年)、即時的に情報を伝達するマス・メディアの環境は存在しなかった。そのため、性的「表現物」に関する大きな論争はない。 第一波の日フェミニストが関心を持った性的「行動」は、主に「堕胎罪」、「母性保護

    柴田英里寄稿 フェミニズムにとって性行為や性表現は忌むべき存在なのか
  • 「ぶつかりおじさん」の話と『アンチマン』の話:ロマン優光連載243

    編集氏から「今回、Twitterで話題になってるぶつかりおじさんについてどうですか?」とメールが。以前からたびたびネット上で話題になっている、駅の構内などで、わざと女性にぶつかりにいくという成人男性のことだ。その動機について考察されたり、その実在について取り沙汰されているが、実際どうなのだろう。 自分のよく利用する駅の動く歩道は通勤時間帯は止まって乗ってる人と歩いていく人が混在している(いいかわるいかはともかく現状はこれだ)のだが、止まってる人は東京のエスカレーターと同じように左側によって立っていて、右側と人が立ってないスペースを利用して歩く人は歩いている。人が横を通って歩いていくのに十分なスペースが空いているのにもかかわらず、動く歩道の真ん中よりの方をわざわざ歩いて、前に立っている人、歩いている人を追い抜かす際にぶつかっている男性たちを週1、2回くらいは見る。女性には躊躇なくぶつかるのに

    「ぶつかりおじさん」の話と『アンチマン』の話:ロマン優光連載243
    asitanoyamasita
    asitanoyamasita 2023/06/10
    『女性限定ではなく自分より弱そうな人を狙っているということかも』同意。「女を狙って」というより『急いでる俺の邪魔をする者がいる→強そうなら回避。弱そうならぶつかって“わからせる”』ってパターン多そう
  • 鈴木エイトが斬る、統一教会の思う壺な言論人がドヤ顔で語る「山上を英雄視したせいで岸田首相襲撃が起きた」というデタラメ

    4月15日、岸田首相の演説中に、爆発物が投げ込まれる事件が発生。それを受けて「安倍元首相銃撃事件の山上被告を英雄視した報道のせいだ」「犯罪者の主張(統一教会問題)に耳を貸すな」という論調が蔓延した。その主張のデタラメぶりを、ルポライター村田らむ氏が統一教会問題を追い続けてきた鈴木エイト氏に訊く。 ※インタビューは2023年4月に行われ、実話BUNKAタブー2023年7月号に掲載されたものです。 首相襲撃以降のメディア批判論 4月15日、和歌山県の雑賀崎漁港に選挙応援に訪れていた岸田文雄首相に筒状の爆発物が投げつけられた。 異常事態に気づいたSPが防護板で爆発物を跳ね返し、首相は避難。爆発物を投げつけた犯人・木村隆二は、地元の屈強な漁師にガッチリ押さえられた。その後、かなり遅れて投げつけた筒がドンッ!! と大きい音をあげて爆発。爆発までに50秒と、かなり長い時間がかかったため、被害者は出な

    鈴木エイトが斬る、統一教会の思う壺な言論人がドヤ顔で語る「山上を英雄視したせいで岸田首相襲撃が起きた」というデタラメ
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