中国公安省は、アルコールに混ぜたりすると幻覚を見るといった作用がある日本の睡眠薬がSNSを通じて中国で密売されているとして、日本の関係当局と協力して取締まりにあたりたいという考えを示しました。 「フルニトラゼパム」は日本の医療機関で処方されていますが、大量に服用したりアルコールに混ぜたりすると、興奮状態になったり幻覚を見たりするといった作用が報告されています。 このため、日本でも中国でも、許可なく他人に譲ったり販売したりすることは禁止されていますが、中国ではことし、24人が密売に関わったとして摘発されたと伝えられています。 公安省の※トウ明副局長は「娯楽施設などでの乱用で事件も起きていて、日本側とも迅速に情報を共有して取締まりなどで協力したい」と述べ、日本の関係当局に協力を求める考えを示しました。 中国では麻薬をはじめ、違法薬物のまん延が社会問題になっていて、日本の睡眠薬は覚醒剤などよりも