何だこの形は。 おもちゃのセルロイドボールを打ち合い、羊皮が貼られた中空のラケットで、ボールを打って「ピン」、台にバウンドして「ポン」という音がして、「ピンポン」がイングランドのが1900年。1902年には世界中がピンポンブームで沸いた。 この古い世界の卓球史の中で、なんとも画期的でユニークなラケットが登場した。 卓球のラケットと言えば、誰もが丸形や楕円形だと想像できる。しかし、スウェーデン生まれの『サイバーシェイプ』は六角形なのだ。 丸形や楕円形のほうが全方位的に卓球の技術がやりやすいと誰もが思っていたので、120年間、卓球メーカーはこの形のラケットを作り続けてきた。 この『サイバーシェイプ』を製造したのはスウェーデンのスティガ(STIGA・創業1944年)社だ。現存する卓球のラケット製造会社としては世界で最も古いメーカーだ。もともと北欧のスタイリッシュなラケットを製造していたメーカーだ