ユーモラスで考えさせられる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」。その2018年受賞者が発表され、昭和伊南総合病院消化器病センター(長野県)の堀内朗医師が、医学教育賞を受賞しました。テーマは「座った姿勢での大腸内視鏡検査について」で、自らの身体を使った研究姿勢が評価されました。 「座った姿勢での大腸内視鏡検査について」を説明したイラスト(授賞式のYouTube動画より) 通常、横向きに寝た状態で肛門から管状の内視鏡を大腸に挿入する内視鏡検査ですが、堀内医師は苦痛を少なくする研究に着手。その中には、挿入する極細管(スコープ)の硬さを変えることにより患者の苦痛を和らげ挿入を容易にする研究が含まれており、検査対象者が体を傾けた状態で管(スコープ)を自ら挿入する可能性を探ったとのことです。 授賞式に出席した堀内朗医師(授賞式のYouTube動画より) 堀内医師は、授賞式のスピーチでもその検査方法につい