ネットワーク分野で2017年に最も人気を集めた記事は「『遅くて使いものにならない』という光回線への声、定額制も限界か」だった。“高速”が売り物のはずの光回線サービスで使い物にならないくらい遅くなる事態が実は発生しており、その背景としてNTT東西とプロバイダーの裏事情があるという、多くの人が気付いていなかった点をいち早く解説した記事だ。同様のことを感じている人が多く、それらの間でソーシャルネットワーク(SNS)などを通じて拡散したことで話題となった。 1位と肩を並べるアクセス数だったのが2位の「米グーグルの設定ミス、なぜ日本の大規模ネット障害を引き起こしたのか?」だ。これは8月25日の昼ごろに日本国内で発生した大規模な通信障害について、米グーグルの誤設定が原因だということを伝えた記事である。単純にニュースとして事実を伝えるだけではなく、「なぜそうなったのか」ということをインターネット上の経路