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ブックマーク / parergon.hatenadiary.jp (2)

  • フーコーの可能性をつぶすいくつかの方法 - 廣瀬浩司:授業資料格納所

    私はフーコー主義者ではないが、それゆえにフーコーの可能性をつぶすさまざまな言説が気になる。 1)初期のフーコーは完全にメルロ=ポンティの「コピー」とでもいうべき立場であった(ビンスワンガー序文、ゲシュタルトクライス、精神医学とパーソナリティ。。)。ただし心理学の利用を放棄し、歴史性の問題へと足早に移行したこと、それはダイレクトに「制度論」へと向かうことを可能にした(「狂気の歴史」)。だがそれを可能にしたのはフッサールの「幾何学の起源」のメルロ=ポンティ的読解である。デリダ的読解ではない。 2)狂気の歴史の「序文」はほとんどメルロ=ポンティだが、デリダの不毛な介入ゆえ、フーコーは構造主義者やエピステモロジーへと近づく身振りをせざるをえなかった。サルトルがジュネを殺したように、デリダはフーコーを殺しかけたのである。彼は多くの点でサルトル的殺人を反復している。 とくに狂気の歴史が反精神医学と混同

    フーコーの可能性をつぶすいくつかの方法 - 廣瀬浩司:授業資料格納所
    contractio
    contractio 2018/10/24
    「私はフーコー主義者ではないが」#のガイドライン
  • デリダ「歓待について」まとめだけ - 廣瀬浩司:授業資料格納所

    『歓待について』 問い:歓待とは、来自己が他者を無条件に受け入れることである。だが他方では、難民や移民を受け入れるにあたっては、さまざまな「条件」が付けられている。そして移民や難民に対する「アレルギー」反応が出た時代においては、「不法移民」を庇護することも「不法」であると言われたこともある。90年代のヨーロッパがそうだった。現代も状況が改善していないとしたら、どうすればよいのだろうか。「歓待」という「出来事」を起こすことはどのように可能なのだろうか。 ・ cf. hospitality : hospitality : hotel, hospice, hospital..「他者や異邦人、旅人を無条件に受け入れること。しかし語源的にはhostis(⇒hostility)、つまり敵という意味も含む。 可能な回答: 1)フランスの「寛容」の伝統。フランスという国家のアイデンティティを前提とした上

    デリダ「歓待について」まとめだけ - 廣瀬浩司:授業資料格納所
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