4億8682万円。このほど公開された麻生太郎副総理兼財務相の資産である。麻生サンといえば、仕立てのいいスーツにボルサリーノ姿の“ギャングスタイル”。これはもはや彼の代名詞であり、米紙でも紹介されたほどだ。 喜寿にしてなおオシャレを貫く伊達者というのが世間からの見方だったが、森友文書改ざんで「サガワ」を連呼したあたりから、ギャングよろしく“お尋ね者”となってしまった。金満。傲慢。そんな誹(そし)りを受ける彼は、1日を終える前につかの間の休息を得るため、ある女性が営む酒場へと足しげく通っている。資産とは別会計の、びっくりするような額の政治資金をつぎ込んで――。 掲載の写真は六本木の外れ、ひっそりとした一角でしばしば見られる光景だ。べらんめえ口調で国会を沸かし、自席では官僚のムズカシイ話を捌き、ようやっと帰途につく時間。彼はかなりの頻度で、雀部(ささべ)敏子ママがオーナーの会員制サロン「ボヴァリ