2700年前の粘土質の封印を持つ、イスラエル考古学庁(IAA)のシュロミト・ウェクスラーブドラ氏(2018年1月1日撮影)。(c)AFP PHOTO / GALI TIBBON 【1月2日 AFP】イスラエルで1日、聖書に登場するエルサレムの統治者が所有していた可能性のある肖像とヘブライ語の言葉が刻印された2700年前の粘土質の封印が公開された。市統治者の代理として誰かに宛てて送られる物に貼付されていたとみられるという。 イスラエル考古学庁(IAA)によると、丸いボタンほどの大きさの封印が発見されたのは、エルサレム(Jerusalem)旧市街(Old City)にあるユダヤ教の聖地「嘆きの壁(Western Wall、西の壁)」付近の建物の中。紀元前7世紀ごろのものとみられる。 長衣を着た男性2人が左右対称に向き合っている姿が刻印されており、下部には古代ヘブライ語で「市統治者(市長)」と読