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ブックマーク / vergil.hateblo.jp (5)

  • 三島由紀夫を美化する風潮にうんざり - 読む・考える・書く

    先日TLに流れてきたツイート。 今年、没後50年だそうですが、三島由紀夫が、なぜ高く評価されるのか私にはわかりません(小声) — チュンカチュンカ (@chunkachan) November 25, 2020 当にそのとおりで、没後50年だか何だか知らないが、三島を妙に美化しようとする風潮にはうんざりさせられる。 三島由紀夫とは、一言で言ってしまえば、右翼思想をこじらせたあげくに自衛隊を扇動して反動クーデターを起こすという妄想に取り憑かれ、監禁立てこもり事件を起こして自殺した一人の愚かな男に過ぎない。しかも、若者一人を自分の死の道連れにし、さらに他の三人にも嘱託殺人などの重罪を犯させている。 三島がなぜこんな事件を起こしたのかは、人が自衛隊を動かそうとして書いた檄文[1]を読めばわかる。 われわれは戦後の日が、経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大を忘れ、国民精神を失ひ、を正さずし

    三島由紀夫を美化する風潮にうんざり - 読む・考える・書く
    ei-gataro
    ei-gataro 2020/11/30
    こじらせたセカイ系という印象。あと、ある時からいきなり鍛えだして筋肉の鎧で身を守ろうとしたのは、あの吉本芸人と通じるものがある。
  • 『この世界の片隅に』の敗戦の日描写の嘘っぽさの理由を坂口安吾が教えてくれた。 - 読む・考える・書く

    『この世界の片隅に』では、いわゆる「玉音放送」で天皇から臣民に対して帝国日の敗北が宣言されたあの日の様子を、次のように描いている。[1] すず以外の北條家の人々(やラジオを聞きに来た近所の人たち)は、実にあっさりと敗戦を受け入れて、まるで何事もなかったかのように日常へと戻っていく。 一方すずは天皇自身の言葉にも納得せず、憤然と外に出て、あの太極旗と慟哭のシーンへとつながっていく。 はっきり言って、すずの態度も、その他の人々のそれも、どちらも嘘くさい。 画像出典:[2] 実際のところ、職業軍人や特権階級ではない一般日人のあの日の心理はどのようなものだったのか。映画会社の嘱託という立場であの日を経験した坂口安吾が、『続堕落論』で次のように書いている。[3] 昨年八月十五日、天皇の名によって終戦となり、天皇によって救われたと人々は言うけれども、日歴史の証するとこを見れば、常に天皇とはかかる

    『この世界の片隅に』の敗戦の日描写の嘘っぽさの理由を坂口安吾が教えてくれた。 - 読む・考える・書く
    ei-gataro
    ei-gataro 2020/11/15
    NHKの朝ドラ「エール」への批判と通じるものがある。
  • 山本寛君は夏休みの宿題にこれらの本を読んで感想文を提出するように - 読む・考える・書く

    中国の日アニメファンの気持を逆撫でした山監督 アニメ監督の山寛氏が、日戦争でアジア諸国にいいことをしてやった、的なことを書いて炎上している。それも、中国でのイベント直前にやらかして、結局訪中中止という始末。 山寛監督炎上経緯 15日「オタクはアニメの「癌」である。殲滅戦しかないのだ」→炎上 17日 「戦争中、ドイツが豊かだったのに日料難だったのはドイツのように植民地から略奪しなかったから」 「明日から北京に行って来ます」 →中国ネットで炎上 日 「訪中中止になりました」 — cdb (@C4Dbeginner) 2017年7月18日 中国人は、親や祖父母たちから、戦争中日軍にどれほどひどい目にあわされたかを聞いて育っている。親類縁者の中に一人も被害者がいない中国人など珍しいだろう。「反日教育ガー」とか言う以前に、それは家族の記憶そのものなのだ。 そんな中、日アニメの

    山本寛君は夏休みの宿題にこれらの本を読んで感想文を提出するように - 読む・考える・書く
    ei-gataro
    ei-gataro 2017/07/31
    “「大東亜共栄圏」のおかげで東南アジアでそのまま通じるようになった日本語には、「ロームシャ」のほかに「バカヤロウ」「コノヤロウ」「ドロボウ」などがある。大変な教育成果である。”
  • 独裁を完成させたら終わりだということを理解しない人たち - 読む・考える・書く

    憲法違反の秘密保護法、戦争法、共謀罪法をすべて強行採決で押し通し、さらに憲法改悪・緊急事態条項による独裁の完成へと暴走する極右安倍自民党政権。まさにこの国の未来を破滅へと導く国家的危機と言うべきなのだが、この事態に警鐘を鳴らす人々を訳知り顔で嘲笑する者たちがいる。 下のツイートなど、その典型だろう。 仕事でホテル暮らしが続いているのだが、昨日、ロビーで「安倍は独裁者」と騒いでいるおばちゃんたちがいた。サダム・フセイン時代のイラクを訪れたことがある私としては『当の独裁国ではそんなこと言えませんよ』と思う。安倍政権に自由を担保されている人たちが、安倍政権を独裁呼ばわりする喜劇。 — 早坂隆 (@dig_nonfiction) 2017年6月27日 「安倍政権に自由を担保されている」? この人にとって、自由とは権力者から恩恵として与えてもらうものなのか? 自由権は基的人権を支える要となる権利

    独裁を完成させたら終わりだということを理解しない人たち - 読む・考える・書く
    ei-gataro
    ei-gataro 2017/07/03
    意見を言う自由は国や政府から与えられたものではない。それを勘違いしている人間のなんと多いことだろうか。
  • 反戦童話「かわいそうなぞう」が露呈した戦後平和教育の欠陥 - 読む・考える・書く

    反戦童話の代表格となった『かわいそうなぞう』 史実とは大きく違う『かわいそうなぞう』のストーリー 猛獣虐殺は空襲のせいではなく戦意高揚のため 『かわいそうなぞう』は戦後平和教育失敗の象徴 反戦童話の代表格となった『かわいそうなぞう』 児童文学作家土家由岐雄による童話『かわいそうなぞう』。1951年に発表された後、1970年に絵として出版されて200万部を超える大ヒットを記録、小学校の教科書にも採用され、代表的な「反戦童話」「平和教材」となった。戦後生まれの日人なら、子どもとして、またはその親として、一度は読んで涙したことがあるのではないだろうか[1]。 そのころ、日は、アメリカとせんそうをしていました。せんそうがだんだんはげしくなって、東京の町には、朝もばんも、ばくだんが、雨のようにおとされました。そのはくだんが、もしもどうぶつえんにおちたら、どうなることでしょう。おりがこわされて、

    反戦童話「かわいそうなぞう」が露呈した戦後平和教育の欠陥 - 読む・考える・書く
    ei-gataro
    ei-gataro 2016/05/08
    “戦後日本の「平和教育」は、もっぱら戦争被害の悲惨さを描き、だから「二度と戦争をしてはいけない」と訴えるのがパターンだった。”
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