国産のWebブラウザ「sleipnir」の開発で知られるフェンリルは、スマートフォンアプリの開発も手がけている。人気アプリを生み出してきた同社が考えるアプリ開発の極意とは。 スマートフォンの普及が本格化する中、アプリの数も急速に増加している。しかし、星の数ほどあるアプリの中でも、ユーザーに愛され、使い続けてもらえるアプリはごく一部だ。 使われるアプリとそうでないアプリはどこが違うのか、ユーザーの評価はどこで分かれるのか――。アプリ開発者なら誰もが直面するこの疑問に答えたのが、フェンリルのCEOを務める牧野兼史氏だ。 フェンリルは、使いやすさで定評がある国産Webブラウザ「sleipnir」(スレイプニル)の開発を手がける企業で、2008年からiPhoneアプリの開発事業に参入。以降、自社アプリとしてブラウザアプリの「Sleipnir Mobile」やアドレス帳アプリ「Flick Addre