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*Novelに関するelectrica666のブックマーク (12)

  • 万城目学氏、直木賞を受賞する - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    昨年、十二月二十一日のことである。 森見登美彦氏は、万城目学氏と、ヨーロッパ企画の上田誠氏との忘年会に参加した。年末の京都に清らかなおっさんたちが集う忘年会も、すでに六回目を数える。 「六回目といえば」 ということで、万城目氏が新作『八月の御所グラウンド』で六回目の直木賞候補になっているという話になった。 しかし万城目氏の顔つきは暗かった。 「どうせあかんねん」 「待ち会はしないんですか?」 「そんなもんせえへんわ。いつもどおりにしてる」 それはいかん、と登美彦氏は思った。度重なる落選にウンザリする気持ちはよく分かるが、直木賞はようするに「お祭り」なのであって、盛りあがらなければ損である。「待ち会」は落ちてからが番なのだ。落選したってええじゃないか! 「何をいじけてるんです。待ち会やりましょう!」 「なんでやねん!」 「やるなら東京まで行きますって」 「あ、それなら僕も行きます」と上田氏

    万城目学氏、直木賞を受賞する - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    electrica666
    electrica666 2024/01/19
    流石の文章。素敵な話。小説と現実の境のあやふやな森の中を歩いていたら、小さな泉を見つけたような気分。
  • 七年ラノベの賞に一次落ちし続けてたんだけど、やけになって純文学の賞に応募したらなぜか最終選考まで行った

    ってだけの話。 正直めちゃくちゃ嬉しい!! デビューしたわけでもないのにぬか喜びすんなとかビギナーズラックとか言われるかもしれないけど、今まではビギナーズラックすらなかったから当に嬉しい。 大学時代から公募生活始めて、社畜になっても書き続けて、全部一次落ちだよ。ネットにアップしても閲覧全然回らなかったよ。 頑張って練った世界観や愛着湧いてきたキャラが日の目をみることなくシュレッダーにかけられていくのは辛かったけどラノベ読むの大好きだし作家の夢を諦められなくて応募続けてた。 純文学の賞に応募したのは一人で晩酌してるとき「ラノベがだめなら芥川賞()狙うしかないんじゃね」みたいな深夜テンションになったからだった。純文学なんて昔表紙買いした集英社の「人間失格」しか読んだことなかったからそれをお手にしつつプロットも作らないで書きたいことや日頃の憤をごちゃ混ぜにして書き殴った。書きたいことを制約

    七年ラノベの賞に一次落ちし続けてたんだけど、やけになって純文学の賞に応募したらなぜか最終選考まで行った
    electrica666
    electrica666 2021/06/18
    ″信じられないくらい筆がのる″ ここだろうなぁ。長年ラノベ書きを続けてる内に型にはまっちゃってたのかも知れないね。勢いや思い付きで道が拓けたのもこれまでの努力があってのものなんだろう。良い話。
  • 「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)

    8月20日に短篇集『なめらかな世界と、その敵』を上梓するSF作家・伴名練さん。発売後に公開予定だった「あとがきにかえて」ですが、届いた原稿の内容がまったく「あとがき」ではなく(書のネタバレになっておらず)、それでいて一刻も早く世に広げたい熱量だったため、緊急公開します。何はともあれ、読んでください。(編集部) ※原稿は書籍ではなく、SFマガジン10月号(8/24発売)に掲載されます。 伴名練『なめらかな世界と、その敵』 装画:赤坂アカ ーーーーーーーーーー あとがきにかえて 運が良かったのだと思う。 1988年生まれである私の小学生時代は、1994年の4月から2000年の3月だった。この時期、子ども向けのSF叢書が新刊で刊行されることはなかった。 なぜそんなことが分かるかと言うと、ネット上に、「少年少女SF小説全集の興亡」という題名の、国際子ども図書館資料情報課長(平成25年度当時)の

    「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)
    electrica666
    electrica666 2019/08/15
    素敵な熱だ。SF読もう。
  • 現実とは何かが不明確になった社会を描く、森博嗣によるSF新シリーズ開幕篇──『それでもデミアンは一人なのか?』 - 基本読書

    それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain? (講談社タイガ) 作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/06/21メディア: 文庫この商品を含むブログを見る森博嗣によって講談社タイガで刊行されていた、人間の生殖行為による子どもがほとんど生まれなくなった社会を描き出すWシリーズが昨年完結したばかりだが、その事実上の続篇となるシリーズがこの『それでもデミアンは一人なのか?』から始まるWWシリーズである。とはいえ、1作完結路線は作でも変わらず、基的な人間関係、用語などは書でもその都度説明されるので、ここから読み始めてもそう問題ないだろう。前作と合わせて、森作品の中では明確にSFを指向したシリーズだ。 WWシリーズはどこをみているのか WシリーズとWWシリーズのSFとしての醍醐味 あらすじ的な 百年シリーズと

    現実とは何かが不明確になった社会を描く、森博嗣によるSF新シリーズ開幕篇──『それでもデミアンは一人なのか?』 - 基本読書
  • 氷河期世代です。母と俺を安楽死させて下さい。(中編小説) - ニャート

    北朝鮮のミサイルが、北海道紋別市の鴻之舞鉱山跡に誤爆した一週間後。 開戦するかどうか、政府の判断を待っている間に、安楽死許可法が施行された。 北朝鮮は「あれは誤爆だ。日を狙って打ったのではない」と主張した。 そのために即時開戦の勢いを欠いたところで、憲法第九条をめぐって大論争が起こり、一週間たっても北朝鮮に対して日は何のアクションも起こさなかった。 たまたま、ミサイルが北海道の無人地帯に落ちて被害者が出なかったため、アメリカもまだ動いていない。 だが、これから戦争になるかもしれない。 開戦しなくとも、次は有人都市にミサイルが「誤爆」されるかもしれない。 パスポート申請が殺到し、発行は半年待ちになった。一日の出国人数にも制限がかけられた。 しかし、単身者はまだ良い。車椅子や寝たきりの高齢者を連れて国外脱出するのは、ほぼ不可能だ。 そのためか、人の許諾がなくとも家族の申請だけで実行可能な

    氷河期世代です。母と俺を安楽死させて下さい。(中編小説) - ニャート
    electrica666
    electrica666 2017/09/30
    あーこれは胸をえぐられる…。端々の添え文が現実味を醸し出してて苦しくなる。
  • 氷菓 : 角川映画

    人気ミステリー作家・米澤穂信、シリーズ累計220万部突破「古典部シリーズ」初実写映画化― 山崎賢人・広瀬アリス出演 INTRODUCTION シリーズ累計220万部突破!ミステリーランキング3冠の人気ミステリー作家・米澤穂信デビュー作・青春学園ミステリー「氷菓」待望の実写映画化。緻密な謎解きの面白さと、“省エネ主義”の学生探偵と仲間たちのキャラクターの妙から多くのファンを獲得。メディアミックスもされ、コミックス累計90万部、アニメBD&DVDも累計19万枚を突破、舞台となった飛騨高山はファンの間で“聖地”となるなど、盛り上がりをみせる。ファン待望のシリーズ最新作は「いまさら翼といわれても」。 「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする“省エネ主義”の高校一年・折木奉太郎は、姉の命で廃部寸前の古典部に入部することに。そこに“一身上の都合”で入部

    electrica666
    electrica666 2017/06/11
    これもまた賢人映画だけど良い商売になってるんだろうな。ティーン・スイーツ層向けって毎月新作やってて景気が良い。デート映画的な消化のされ方なのかな。
  • 「売れない」若者の焦燥を切実に 又吉直樹、2作目を語る - Yahoo!ニュース

    ピースの又吉直樹が、小説第2作『劇場』を上梓した。売れない劇作家・永田が、女優を目指す大学生・沙希と出会い、共に暮らし始める恋愛小説。売れない芸人コンビを描いた『火花』は芥川賞を受賞し、発行部数300万部を突破した。売れっ子芸人である又吉が描き出す「売れる」ことへの感性とは――。 (聞き手:文芸評論家・藤田直哉、構成:長瀬千雅/Yahoo!ニュース 特集編集部)

    「売れない」若者の焦燥を切実に 又吉直樹、2作目を語る - Yahoo!ニュース
  • 村上春樹小説の性描写を数えてみた - Letter from Kyoto

    村上春樹が7年前に書いた長編小説「1Q84」を昨日読み終えた(「騎士団長殺し」はまだ読んでいない)。読んでいてどうしても気になったのが、このセックス多すぎない?もともと性描写の多い村上春樹小説だが、それにしても1Q84は多い。ところどころでやりまくりだ。挙句の果てには世間を騒がせる細身巨乳の女子高生作家「ふかえり」とまで行為に及んでいる。読んでいて「結局やるんかい!」と思わずツッコんだ読者も多かったことだろう。 コンドームをつけなくていいのだろうか、と天吾は不安になった。(文庫版4巻p51) ギリヤークじんはサハリンにすんでいてアイヌやアメリカ・インディアンとおなじでジをもたない。キロクものこさない。わたしもおなじ。 #1q84bot— ふかえり@1Q84 (@HukaeriBot) 2017年5月13日 この小説ではトータルでいったいどれだけ性行為が行われたのだろう。もしかしてあの「ノ

    村上春樹小説の性描写を数えてみた - Letter from Kyoto
  • 【移転しました】3年ラノベ新人賞受賞をめざし、最終選考に落ちて諦めるまでをまとめてみた - cachikuのブログ

    記事の内容が読み返すとあまりに酷いので、大幅に書き直して以下に移転しました。 swatanabe.hatenablog.com (以下、元記事。上記リンクより内容が古いです) ----- 2017年3月31日、第9回GA文庫大賞(後期)の最終選考に落選しました。 2013年の5月から3年半、会社を辞めて4年間だけニートをやると決めて、ラノベの新人賞受賞をめざしてきました。実際には3年半で貯金が底をつきかけたので、第9回GA文庫大賞(後期)に応募したのを最後に終了。2017年1月より会社員に戻りました。 そして、先日その結果が発表され、見事に最終選考で落選。 今回を最後と決めていたので、新作を書いての新人賞の応募はこれまで(ネット小説大賞の応募はタグをつけるだけで手間かからないので、もしかしたらやるかも)。というわけで、ここまで積んできた経験を、もし誰かのためになればと思い、なんとなく公開

    【移転しました】3年ラノベ新人賞受賞をめざし、最終選考に落ちて諦めるまでをまとめてみた - cachikuのブログ
    electrica666
    electrica666 2017/04/02
    尊い。やってみようかなとただ思った程度では3年半サイクルを回して最終選考まで何ていけないよね。分野自体に興味がなくても高校生や大学生に読んでみて欲しい記事。努力の記録。
  • 村上春樹は、なぜ「同じ話」を書き続けるのか

    2月24日に、村上春樹の新作小説『騎士団長殺し』(新潮社)が発売された。第1部「顕れるイデア編」、第2部「遷ろうメタファー編」の2巻組で、あわせて1000ページを超える大長編である。『1Q84』以来7年ぶりの長編という惹句が帯には書かれており、メディアもそう喧伝していたが、前作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(2013年)も見方によっては長編と言える長さのものだった。 そろそろ人気にも陰りが出るだろうというささやきが聞こえたりもしたものの、発売日を迎えてみれば、書店が繰り広げるお祭り騒ぎは相変わらずだったし、その騒動を報道するマスコミも嬉しげであった。書評も発売後わずか2週間程度ではや20くらい出ている。 『多崎つくる』のときには、深夜の早売り書店で一般読者と競うように購入したをバイク便を飛ばして評者に届け翌日〆切で書評を書かせるなんてことをやっていた新聞もあったが(ちなみ

    村上春樹は、なぜ「同じ話」を書き続けるのか
    electrica666
    electrica666 2017/03/27
    興味深く読めた。そしてセンター試験国語評論かのような読後感。構造解析的。
  • 村上春樹氏 新作タイトルは「騎士団長殺し」 2月24日に発売 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

    新潮社は10日、世界的なベストセラー作家村上春樹氏の新作タイトルが「騎士団長殺し」であることを明らかにした。2月24日に発売される。 新作は2部に分かれ、「騎士団長殺し 第1部 顕(あらわ)れるイデア編」、「騎士団長殺し 第2部 遷(うつ)ろうメタファー編」となっている。 村上氏の格長編小説は2009年5月から10年4月に刊行された「1Q84」以来、7年ぶり。書き下ろしで原稿用紙換算では2000枚になるという。

    村上春樹氏 新作タイトルは「騎士団長殺し」 2月24日に発売 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
    electrica666
    electrica666 2017/01/10
    何の写真なのこれw
  • 「銀河英雄伝説」特集、藤崎竜×田中芳樹トーク - コミックナタリー Power Push

    田中芳樹が1982年に世に放ったスペースオペラ小説「銀河英雄伝説」。“常勝の天才”と謳われるラインハルトと、“不敗の魔術師”ことヤンの2人を軸に、英雄たちが戦いを繰り広げる姿を綴った壮大なSF作品だ。昨年9月に藤崎竜が週刊ヤングジャンプ(集英社)にて今作のコミカライズを手がけることが発表され、話題をさらった(参照:藤崎竜が田中芳樹の「銀河英雄伝説」を独自の視点でマンガ化、YJで連載)。 コミックナタリーでは単行1巻の発売を記念し、藤崎と田中の対談を実施。作品や登場キャラクターの魅力、原作とは違う構成にした意図など制作秘話を語り合ってもらった。 取材・文 / 三木美波 遥か遠い未来。人類は地球を飛び出し、宇宙を駆け巡る。そんな時代に2つの大きな勢力が台頭してきた。皇帝を戴く銀河帝国と、それに異を唱える自由惑星同盟。銀河帝国に生を受けたラインハルトは、皇帝の寵姫となった姉のアンネローゼを解放

    「銀河英雄伝説」特集、藤崎竜×田中芳樹トーク - コミックナタリー Power Push
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