『ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇』はスゴ本

ウィトゲンシュタインの本のなかで、これが最も分かりやすい＆面白い（当社比）。 数学という存在を、人の知性の産物である「発明」と捉える人がいる。いっぽうで、人が見出した世界の本質である「発見」と見なす人がいる。この議論は、[『神は数学者か』はスゴ本]にて語ったが、いずれの場合にせよ、数学の限界が（仮に）あるとしたならば、それは人の理性の限界であることは了解していただけるだろう。なぜなら、「発明」であれ「発見」であれ、主語が人である限り、その限界も人に属するからである。 ウィトゲンシュタインの講義は、数学の限界を見極める一方で、数学の底（もともとの了解事項）を明らかにしてくれる。 数学の底？ そんなのユークリッド幾何学やヒルベルトの基礎付けを見るまでもなく、「定義」と「形式」でしょうに（あるいはそこから定義づけられる公理系といってもいい）。本書を手にするまでは、そう考えていた。だが、「発明」で

[lucienne_rin]

“受講生としてアラン・チューリングが出席し、積極的に発言している”

[arajin]

“本書をスゴ本にしているのは、受講生としてアラン・チューリングが出席し、積極的に発言していることだ。”

[Seiji-Amasawa]

ひえー！ 読もう！「本書をスゴ本にしているのは、受講生としてアラン・チューリングが出席し、積極的に発言していることだ」

[TakayukiN627]

特に、矛盾律についてウィトゲンシュタインとチューリングが丁々発止する知的格闘はスリリングで、議論ポイントが明確になるだけでなく、手に汗にぎる臨場感をもたらしている。

[sakstyle]

受講生にチューリングがいてウィトゲンシュタインと丁々発止している、と。

[takahiro_kihara]

ま、図書館で見かければ。

[Hi-Fi]

もしかしてキテル？

[koro_ku]

書評

[kyokucho1989]

脳の構造は計算力学的なネットワークになってるらしいね。楽しいね

[khtno73]

'本書をスゴ本にしているのは、受講生としてアラン・チューリングが出席し、積極的に発言していることだ。'へー

[santo]

読も。

[Mozhaiskij]

"言葉の「意味」に囚われてしまうと、悪しき影響が出てくることになる。だから、「用法」、すなわち使われる現場に目を向けよというのだ" メモメモ。

[UhoNiceGuy]

常々、数学は「自然」科学ではなく、人間が発明したものだとひとりで思っていたんだけど、既に議論されてたのね。リンクの本含めていつか読む(利根川的になりませんように)

[Nean]

《「人でない存在にとっての数学」から観察すると、世界はもっと豊饒に見えるという確信》。

[karatte]

論理哲学論考しか読んだことないけど、これは興味深い。哲学探究より面白そう。

[kotesaki]

こんな本が文庫で出ているのね。読んでみたいなー。Kindle本になってほしい。文庫は目が辛い。