諸々の事情があってWordPressで構築済みのサイトをAWS上に移植することになり、WordPressサイトの知識ゼロからインフラ周りの面倒を見ることになった担当者の記録です。 以上、前置きでした。SREチームのクラシマです。 当初は、「WordPressの新サイトを作るのでインフラの面倒をみてくれ」という話で、手が回らなくて業務委託エンジニアのKさんが「やりますよ!」って言ってくれたのでペチッとVPCからEC2までterraformで作ってもらい、中身は私が移植した、という経緯でした。 が、あれよあれよと、「某VPSで動いてるアレとコレも移植したい」という話になり、「こっちのサイトはあんまりアクセスないけど、そっちのサイトはまぁまぁアクセスあるから落ちると困るのよねー」「夜な夜なトップページを更新が発生したりして大変なんよー」などなどの要件が降りかかり...。 まぁ、色々ありましたが元
SREのクラシマです。 またWordPressの話です。 WordPressをAWS上に移植する上でのアレコレ - TORANA TECH BLOG 6月のblogでは、Fargate + WordPressの構築の話を書きましたが、今回はEC2で稼働していたWordPressをFargateに移行した話です。 ようやく、EC2の利用がなくなり、全てFargateに移行できました。 紆余曲折、寄り道の話もさせてください。 wordpress.comへの移行計画 EC2で稼働していたWordPressはそれほどアクセスが多くない2つのサービスをそれぞれ1台ずつのEC2でまかなっていました。 EC2の運用は何かと面倒で、他のFargateを利用しているプロダクトとデプロイ手順も共通化できないために困っていました。 ということで、以下のいずれかで解決を図ろうと計画しました。 wordpress.
公開日 : 2019年12月19日 (2023年5月17日 更新) カテゴリー : ユーザビリティ / アクセシビリティ この記事は、Web アクセシビリティ Advent Calendar 2019 の19日目の記事です。 このたび監訳で関わらせていただきました「Form Design Patterns — シンプルでインクルーシブなフォーム制作実践ガイド」が、このクリスマスシーズンに出ることになりました。2018年にドイツの Smashing Magazine から刊行された、Adam Silver 著「Form Design Patterns - A practical guide to designing and coding simple and inclusive forms for the web」の日本語訳です。 言うまでもなく、ウェブにおけるフォームは、インタラクションの
はじめに こんにちは、Plex Job開発チームの種井です。 先日公開された、池川さんのブログ「HerokuからGCPへのインフラ移行 〜ダブルライト検証編〜 - PLEX Product Team Blog」でも紹介がありましたが、Plex Jobでは昨年から今年の1月まで約8ヶ月ほどかけてバックエンドのシステムをHerokuからGCP(Google Cloud Platform)に移行しました。 順番は前後しますが、今回は移行に至った経緯や完了するまでの取り組みについて、ざっくりと全体像について、お話しできればと思っております。 インフラ移行に至った経緯 弊社では 使われるかどうかわからない段階での作り込みを避ける 限られた人数でまずはアプリケーションの開発に注力するため MVP段階のプロダクトに関してはHerokuを使用して運用を行うという方針があります。 Plex Jobはありがた
SaaSパーティショニングモデル まず、SaaS環境でテナントデータを分割するときには、一般的に使用される3つの基本モデル (サイロ、ブリッジ、プール) があります。 AWSでのマルチテナントストレージモデルの構築より 3つのモデルの詳しい解説については、ここ数年で多くの記事/議論が上がっており、ここでは詳しく解説しませんが、SaaSというビジネスモデル上カスタマイズ性と引き換えにコスト面/生産性を優先してプールモデルを選択することが多く、弊社でも同じくプールモデルを採用しています。 またプールモデルを実現するためのデータベース戦略として、OSSのDBの中ではPostgreSQLのRLS(Row Level Security)機能が唯一の選択肢であり、実質的にデファクトスタンダードとなっています。(OSSではないがOracleやSQLServerでもRLS機能を有している。) GraphQ
新規でRailsプロジェクトを始める時の個人的な環境構築についてまとめる。前提とする条件等は下記。 規模: ~中規模 開発者数: 個人 利用シーン: PoC作成・スタートアップ立ち上げ・並の業務アプリ開発等 基本戦略 利用シーン的に「思い立ったらすぐアプリの開発ができる」という感じの運用がしたい。極力セットアップで悩みたくないから必要なミドルウェアなどは全部Dockerでインストールできるようにして立ち上げれば終わり、の環境を作る。その環境の中で色々とコマンドを叩いたり、rails newやrails gなどでRailsアプリを作成していく。 この辺のRailsの初期セットアップの手間を出来るだけ省きたいのでtemplateとなるリポジトリを作成し、そこからcloneしてくるだけでOKにする。 フロントエンドはReactなどを使わずをRails標準のerbとHotwireを軸に開発する。開
Khawaja Shams Tony Valderrama Erika Tharp TL;DR 2024年3月20日Redis社は、これまでオープンソースとして開発してきたRedis 7.4ソースコードのライセンスを、Redis Source Available License (RSALv2)とServer Side Public License (SSPLv1)のデュアルライセンスに変更すると発表しました。この変更によりRedis社の許可なくRedisを用いたマネージドサービスなどを提供することができなくなります。 2009年1人の情熱的なエンジニアAntirezが作り出したRedisですが、2013年のGarantia Data社の介入により様々なドラマが勃発し2020年にAntirezはIPそしてトレードマークを同社に譲渡します。その後、Redisのコアコミュニティメンバーを中心に
RailsのためのHTTP/2プロキシ「Thruster」がオープンソースで公開された。ほとんど設定不要で、導入によりRailsアプリをより高速かつセキュアにする。 Ruby on Rails(以下、Rails)の開発元である37signalsは、より高速でセキュアなRailsアプリケーションを実現するHTTP/2プロキシ「Thruster」をオープンソースとして公開しました。 We've released Thruster as open source! It's a tiny, no-config HTTP/2 enabling, asset caching, X-Sendfile sending proxy for Rails' default web server Puma. One of the secret sauce elements of ONCE, now availab
Docker Composeは複数のDockerコンテナを効率的に管理・運用するためのツールです。ローカルでの開発ではもちろん、CI/CD環境でのテスト実行にも利用されます。この記事では、Github Actions上でDocker Composeをキャッシュを効かせて実行する方法について解説します。 1. Github ActionsでのDocker Composeの利点 Docker Composeを使用することで、データベースなどの依存サービスを持つアプリケーションのテストが簡単になります。Github Actionsでもこの利点はそのまま活かせます。 今回は、データベースにMySQLを利用し、Go言語で書かれたプログラムをテストするケースを紹介します。 Goのコードとテストは、DBに接続してpingを送るだけの内容となっています。 package main import ( "fm
技術の素振りのために記事を書く 2024.02.20 技術の素振りを、ここではある特定の言語やフレームワークに対する理解を深めるために、その技術を使って何かしらの成果物を作成することと定義します。素振りの目的としては、ドキュメントからは読み取れない Pro/Con を得ること、その技術が実際のプロジェクトで使えるかどうか調査するといった事項があげられるでしょう。ただ素振りするだけではぼんやりと頭に知識が入っている状態になりがちですが、他者への説明というアウトプットを意識することで、コードを書くことによって得られた知見を整理できるようになります。 技術の素振りを、ここではある特定の言語やフレームワークに対する理解を深めるために、その技術を使って何かしらの成果物を作成することと定義します。素振りの目的としては、ドキュメントからは読み取れない Pro/Con を得ること、その技術が実際のプロジェ
国税局・税務署で40年以上相続業務に従事して来た国税OB税理士です。元国税の経験を活かし、相続・贈与で悩む方々に少しでも有益なコンテンツを届けれられるよう、日々記事や動画を投稿中です。(Youtube登録者数:11万人) 今回は、亡くなった親の保険を一括で把握できる『生命保険契約照会制度』の概要と手続き方法についてお話します。 2021年7月から、亡くなった方や認知症を患った方が加入していた保険を一括で調べることができる『生命保険契約照会制度』が始まりました。 この制度により、 「家族がどこの保険会社と契約をしていたのか」という部分が分からなくても、 この制度を取り仕切っている生命保険協会経由で、『生命保険契約照会制度』に加入している全42社の保険会社に一括で照会をかけることで、 家族の保険契約の有無を約2週間という期間で把握できるようになりました。 皆さんもご存知の通り、生命保険金という
2024/02/21 ビジュアルリグレッションテストツール4選!ユーザーが語る各ツールのメリット で発表したスライドです。 https://trident-qa.connpass.com/event/308664/ 参照したURL - https://playwright.dev/docs/test-snapshots - https://zenn.dev/mh4gf/articles/tiny-vrt-with-github-actions - https://tech.route06.co.jp/entry/2023/03/29/080000
これはなに ども、レバテック開発部のもりたです。家族全員風邪引いてます!! 2024年2月より、レバテック開発部でもZennの運用を始めました。もりたはこういう記事を書くのが大好きで、社内のドキュメント共有システムに年間700本くらいの資料やメモ書きを残しています。たぶん記事を書くのは得意な方の人間だと思うので、どうやってアウトプットを作るのか? という点についてこれを機にまとめてみました。 具体的に扱うのは、どうやって書くことを見つけて、どのように書くのか? という点です。 構成 以下の点について書きます。 ネタ出し未満 企画 実際の書き方 書かないのは以下の点です アウトプットのメリット DevRelと技術記事 上手な文章の書き方 1. ネタ出し未満 ここでは、記事を書く前に、まず日常的にやっておくといいぞ、みたいなことを紹介します。記事っていきなりできるんじゃなくて、揺籃期みたいなの
2025年2月28日に東京リージョンのアベイラビリティゾーン「apne1-az3」が廃止されます。本記事で紹介したメールがAWSサポートから届いていた方は、必ず環境を確認するようにしてください。 あしざわです。 本日、とあるAWSアカウント宛にAWSサポートより[要対応] アベイラビリティーゾーン 「apne1-az3」 の運用終了 - 2025 年 2 月 28 日までにリソースを移行してくださいというタイトルのメールが届いていました。 内容をざっくり表すと「2025年2月28日に東京リージョンのアベイラビリティゾーン「apne1-az3」が利用不可になってしまうため、それまでに他のアベイラビリティゾーンに移行を完了させ「apne1-az3」のリソースをすべて削除してください」といったものでした。 本ブログでは、内容を理解するためにアベイラビリティゾーン「apne1-az3」の説明から、
本日は、初心者向けのReactアプリケーションにTailwind CSSを統合した、効果的なスタイリング方法について解説します。 初心者向けのReactで学ぶTailwind CSSチュートリアルとなります。 まず、Tailwind CSSをReactに統合する手順については以前の記事で詳しく紹介しています。 手順については、以下のリンクを参照してください。 dev-k.hatenablog.com このチュートリアルでは、すでにプロジェクトにTailwind CSSがインストールされていることを前提としていますので、その点をご了承ください。 それでは、Reactで学ぶTailwind CSSの効果的なスタイリング方法について見ていきましょう。 Tailwind CSSの特長と利点および考慮すべき短所 Tailwind CSSのカスタマイズとtailwind.config.jsファイルの重
Reactは単なるUIライブラリではなく、コンポーネントベースのアプリケーション開発フレームワークです。UI/UXデザインの基本原則に加え、再利用性や状態管理、データフローなどの概念も重要です。 Reactのコンポーネントベースのアーキテクチャを活用すると、UIと裏側のロジックを分離して管理しやすくなり、効率的なアプリケーションの開発が可能です。 今日は、Reactにおけるコンポーネントの基本原則の解説と、初心者に役立つReactコンポーネントライブラリの紹介を提供します。 コンポーネントの設計原則 UI(ユーザーインターフェース) UX(ユーザーエクスペリエンス) UIのデザインに役立つReact コンポーネントライブラリ React Material UI React-Bootstrap Fluent UI Chakra UI Semantic UI React Ant Design
概要 Web アプリやサービスを開発する際、UI 構築はどのように行っていますでしょうか? 私自身は普段から React.js や Next.js を使用しており、UI 構築は Tailwind CSS を利用したり MUI を利用して簡単に作成してしまうことが結構多いです。 ja.reactjs.org nextjs.org tailwindcss.com mui.com そんな自分ですが、いつもと同じようなフレームワークだったりデザインを利用しているとどのサービスも同じような感じになってしまうのが欠点ですよね。 いつもと同じようなサービスやアプリにならないよう、新しいフレームワークだったりデザインセットがないか GitHub 上で探していたところ、良さそうなデザインセットを見つけることができましたので、今回はこちらについてご紹介したいと思います。 今回ご紹介する OSS は、Radix
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