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SFに関するfumiruiのブックマーク (485)

  • 第41回日本SF大賞エントリー一覧

    今を象徴する、VRを通じたバ美肉おじさん同士の純愛物語。新しいセクシュアリティのひとつなのかも知れない。まさか第一部から先があるとは思わなかったが、ここから二人はどこへ向かってゆくのか、目がはなせない。 劇場アニメ『HELLO WORLD』のスピンオフ小説として発表された作。とはいえ、ちょっとスピンオフというレベルではないたしかな強度を持つSF作品だと感じたので、あえて編とは個別にエントリーする。著者はもともと、かなり緻密な設定のSF作品で新人賞を受賞して商業デビューされた方のようだ(あいにく未読ですが)。だからこそ映画編に負けないロジックとSF要素を新たに加えつつもひとつの整合した新たな世界を構築できているのだろう。さらに卓越したストーリーテリングと心情描写で、編では脇役だった登場人物に珠玉の物語を与える。読んだ後、映画編がまったく違って見えてくる。作品世界がさらに広がって見え

    fumirui
    fumirui 2020/10/13
  • イスラエルのSFを集めた、恐ろしく質の高い傑作アンソロジー──『シオンズ・フィクション』 - 基本読書

    シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選 (竹書房文庫) 発売日: 2020/09/30メディア: 文庫この『シオンズ・フィクション』は、イスラエルSFの傑作16篇を集めたアンソロジーである。訳者の一人である山岸真さんがの雑誌などで凄い凄いと書いていたので期待していたのだけれども、読み始めてみれば、たしかに恐ろしく質が高い作品が揃っている。それも、イスラエルの文化歴史を反映させた、あまり味わったことのない発想や表現が出てくるので、4篇ほど読んだところでイスラエルにこんなスゲーSFの書き手が存在していたとは……と幽遊白書の魔界トーナメントの気分を味わった。 しかし、それも不思議なことではないのかもしれない。編者二人による巻末に置かれた「イスラエルSF歴史」は、『イスラエルという国家は、質的にサイエンス・フィクション(SF)の国とみなしてもかまわない──地球上でただひとつ、一冊では

    イスラエルのSFを集めた、恐ろしく質の高い傑作アンソロジー──『シオンズ・フィクション』 - 基本読書
  • トップページ - マトグロッソ|イースト・プレス

    るびー 『スイートホームinニューヨーク』 ニューヨークの「春夏秋冬」を通して、が好きすぎる夫とコミュ力高めの幼い兄妹との大奮闘の毎日を描いた『スイートホームinニューヨーク』。6月11日発売の単行より先行公開です!

    トップページ - マトグロッソ|イースト・プレス
  • 「SF小説『三体』実写化やめて」米5議員がネットフリックスへ要請 中国作者がウイグル迫害を正当化

    米国上院議員5人が映画配信サービス「ネットフリックス(Netflix)」へ書簡を送り、中国SF作家・劉慈欣(リュウ・ジキン)のSF小説『三体(さんたい)』実写版の映画制作を撤回するよう求めた。劉氏が、中国共産党による新疆ウイグルでの人権迫害を擁護したことがその理由だ。 『三体』は中国において最も人気のあるSF小説の一つ。2006年5 ~12月まで中国SF雑誌「科幻世界(中国語版)」で連載され、のち出版された。2019年に出版された日語版もベストセラーとなった。 ネットフリックスは今年9月初め、これらの作品をオリジナルシリーズとして映像化すると発表。原作者の劉慈欣氏をコンサルティングプロデューサーに迎え、「ゲーム・オブ・スローンズ」の脚家デヴィッド・ベニオフ氏とD・B・ワイス氏、アレクサンダー・ウー氏、さらには『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の監督であるラム・バーグマン氏らが脚

    「SF小説『三体』実写化やめて」米5議員がネットフリックスへ要請 中国作者がウイグル迫害を正当化
  • ソ連のSF作家TOP10:あなたのお気に入りは誰?

    エフレーモフは、しばしば「ソビエト空想科学小説の父」と呼ばれる。嚆矢となった作品は、長編『アンドロメダ星雲』で、1957年に彼が文学界にもたらした宇宙時代の物語だ。 噂によると、『スター・ウォーズ』シリーズの中心人物の一人、ダース・ベイダーは、『アンドロメダ星雲』の登場人物、ダール・ヴェテルにちなんで名付けられたという。 古生物学の教授であるエフレーモフは、「タフォノミー(化石生成論)」と呼ばれる、科学の新分野を発展させ、この分野で、「スターリン賞」を受賞している。 しかし、彼の小説では、未来人たちは、ソ連の公式イデオロギーは口にせず、代わりにイギリスの幻想文学作家、デイヴィッド・リンゼイの作品を読んでいる。 1972年にエフレーモフが亡くなるとすぐに、ソ連の秘密警察「KGB」の捜査官は、エフレーモフ夫が英国のためにスパイ活動を行った容疑で、そのアパートを捜索している。 日語訳: 『丑

    ソ連のSF作家TOP10:あなたのお気に入りは誰?
    fumirui
    fumirui 2020/09/22
  • C. M. Kosemen - Dinosauroids

    C. M. Kosemen Artist and Researcher *** A world of dinosauroids (with Simon Roy) There are two highly-popular, vexing questions about dinosaurs: What would the world look like if these strange and majestic animals had not gone extinct? And, would they ever evolve into intelligent species comparable to humans? In 1982, palaeontologist Dale Russell, after observing "... a general trend toward larger

  • あり得たかもしれない宇宙開発史を描き出す、主要SF賞総なめの話題作──『宇宙へ』 - 基本読書

    宇宙【そら】へ 上 (ハヤカワ文庫SF) 作者:メアリ ロビネット コワル発売日: 2020/08/20メディア: Kindle版宇宙【そら】へ 下 (ハヤカワ文庫SF) 作者:メアリ ロビネット コワル発売日: 2020/08/20メディア: Kindle版この『宇宙(そら)へ』は、メアリ・ロビネット・コワルによる、1950年代の女性の計算者&パイロットの物語を描き出す、宇宙開発系のSFである。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞というアメリカの主要SF関連賞を総なめにした、SFにおける今年最大の話題作のひとつ。僕はそもそも、SFとしては現実的な科学に根ざして宇宙を舞台に展開する物語、宇宙開発系と言われるサブジャンル全般が特に好きだから、作にも大いに期待していたんだけど──いやーこれはおもしろかった! 主な舞台となっているのは先に書いたように1950年代のアメリカだが、この世界は我々の

    あり得たかもしれない宇宙開発史を描き出す、主要SF賞総なめの話題作──『宇宙へ』 - 基本読書
  • 『ベストSF2020』2019年度短編SF推薦作リスト|Takeshobo Books

    『ベストSF2020』巻末の2019年度短編SF推薦作リストを公開します。大森望さんから来た候補作に作品を加え作成したものです。読書リストとして、書店で、あるいは電子書籍の購入時の参考にしていただければ。新たなSFとの出逢いがあることを願いつつ――。 2019年度短編SF推薦作リスト 去年発表された、収録作以外の30作ぐらいのおすすめ短編SFのリストを毎年巻末につけることにしました。サイエンス・フィクション、スペキュレイティヴ・フィクション、すこし不思議……それぞれちがった面白さのある短編たちです。来年、『ベストSF2021』でまたお会いするときまでに、このリストからも、あなたが好きなSFが見つかりますように。(編集部) ※著者五十音順、最後にⒺマークがあるものは電子書籍あり。2020年7月現在でのデータです。 【8月6日追記】 ※ネット書店等へのリンクを埋め込みました。一部品切れでプレミ

    『ベストSF2020』2019年度短編SF推薦作リスト|Takeshobo Books
  • 2019年の傑作日本SF短篇がこの一冊に! 竹書房から新生した《ベスト日本SF》シリーズ──『ベストSF2020』 - 基本読書

    べストSF2020 (竹書房文庫) 発売日: 2020/07/30メディア: 文庫12年に渡って日SF短篇の中から傑作をよりすぐって編集されてきた東京創元社版の年間日SF傑作選が昨年終了してしまった。だが、その後を引き継ぐのがこの『ベストSF2020』! 刊行は東京創元社でもなければ早川書房でもなく、近年積極的にSFを刊行しはじめ、SF界隈で大きな存在感を持つに至った竹書房である。 日下三蔵&大森望タッグで編集されていた創元版の傑作選だが、この竹書房版は大森氏一人選者となっている。今回は選者が一人になったこともあって、初心に戻って「一年間のベスト短編を十前後選ぶ」という方針に立ち戻っていて、これは個人的には良いことであると思う。アンソロジー、それも傑作選を編む時にあれも入れたいこれも入れたいという思いから長くなるのは当然である。だが、分厚けりゃ分厚いほどに読む側としてはうんざりさせら

    2019年の傑作日本SF短篇がこの一冊に! 竹書房から新生した《ベスト日本SF》シリーズ──『ベストSF2020』 - 基本読書
  • 大ヒット中国SF『三体』を生んだ劉慈欣「私の人生を変えた5冊の本」

    <2015年にヒューゴー賞を受賞し、世界的なベストセラーとなった『三体』の著者、劉慈欣が綴る「自分をSF作家の道へ歩ませた5冊の書物」。意外にも、その1冊はSFではない。誌「人生を変えた55冊」特集より> 書籍が各人に与える影響はさまざまだが、自分の人生の道を決定するこそ最も重要である。一人のSF作家として、私は自分をSFの道へ歩ませた書物を紹介したい。 まずジュール・ベルヌの大機械小説。ベルヌのSF小説はその対象から大きく2つに分類できる。1つは科学探検小説、もう1つは大きな機械を描写する小説。後者はよりSF的内容を備えており、私に最も大きな影響を与えたのが『海底二万里』である。 『海底二万里』 ジュール・ベルヌ[著] 邦訳/岩波書店ほか (※画像をクリックするとアマゾンに飛びます) このタイプの小説に現れる大機械は、等しく18〜19世紀の蒸気技術と初期の電気技術を基礎としている。お

    大ヒット中国SF『三体』を生んだ劉慈欣「私の人生を変えた5冊の本」
    fumirui
    fumirui 2020/08/05
  • 脳に電極を埋め込んだ人々に密着したドキュメンタリー『私は人間』が示す、“人間拡張”の可能性:映画レヴュー

  • SF界の文化戦争「パピーゲート事件」について - 100光年ダイアリー

    はじめに ヒューゴー賞についての基 2013年――始まり 2014年――サッド・パピーズ2 2014年――ゲーマーゲートと「SJW」 2014年――「悪の同盟」とジョン・C・ライト 2015年――サッド・パピーズ3とラビッド・パピーズの登場 ヴォックス・デイについて 2013年――SFWA性差別論争とデイの除名 2015年――ヒューゴー賞最終候補への影響 2015年――「該当作なし」が続出した授賞式 2015年――アルフィー賞、木星賞、不時着賞 あるパピーの視点から 事件に対する評など その後のヒューゴー賞 ドラゴン賞 コミックスゲートとデイ キャンベル新人賞の改名 おわりに――SFF読者と作家の男女比など 謝辞 注釈に載せた以外の参照先 追記1 追記2 はじめに ケン・バーンサイド(Ken Burnside)によるエッセイ The Hot Equations: Thermodynami

    SF界の文化戦争「パピーゲート事件」について - 100光年ダイアリー
  • 小説案を5つ 円城塔|Hayakawa Books & Magazines(β)

    作家というものを仕事にしている。 どちらかというと、想像でものを書いていくタイプである。嘘のような当の話、当のような嘘の話というものを扱わせればそれなりだと、自分では考えている。 自分のような書き手にとってチャンギージーの『ヒトの目、驚異の進化』はもうこれだけを元ネタに小説を5、6はひねりだせようという代物である。ふつうに書評を書くよりも、このを読んでこういう小説を考えた、という着想をメモ書きした方が楽しくなりそうであるのでそうする。 全体が4章で構成されたであるから、各章からひとつずつ、4つの小説案をひねりだしてみることにしたい。 「感情を読むテレパシーの力」 あなたはこのところ売り出し中のA.I.氏なる人物の手になるテキストの調査を依頼される。およそあらゆる種類の文章を自在に生成し、人々を惑わす氏のテキストは、嘘と当、フィクションとノンフィクション、フェイクとトゥルース、虚

    小説案を5つ 円城塔|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • ダイソン球の起源、そして誤解されたイメージ - 100光年ダイアリー

    はじめに ダイソン球とは何か ひとつながりの球殻構造物という誤解 ダイソンの論文 忘れ去られたダイソンの補足 近年の記事 ダイソンのインタビュー動画 誤訳による紛らわしい記述 発想源はステープルドン 来のダイソン球の姿 名称の誕生と誤解の広がり 追記1 追記2 追記3 追記4 参考 はじめに 2015年に連星系KIC 8462852に関するニュースが話題となり、ダイソン球という用語をあちこちで目にした。 当時、このニュースに対する反応を色々と眺めながら、ダイソン球のイメージが当初からは異なった形で広まってしまっているのを実感したが、そもそもダイソン球の起源についての詳細な解説がWebに存在しないことも分かったので、改めて事実関係を確認した結果を整理しておく。 ダイソン球とは何か 人類を含む地球上の生命が利用しているエネルギーは、地熱や原子力などを除き、元をたどればそのほとんどは地球に降り

    ダイソン球の起源、そして誤解されたイメージ - 100光年ダイアリー
  • 今年も早川書房が海外SF作品の電子書籍セールをはじめたので、新刊を中心におすすめをピックアップ! 2019年版 - 基本読書

    ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF) 作者:ウィリアム ギブスン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/04/30メディア: Kindle版この数年は毎年の恒例となっている早川書房の海外SF作品電子書籍セールが今年も(2019年)このぎりぎりの年の瀬に始まったので、SFマガジンの海外SF書評欄の連載担当として今年もおすすめをピックアップいたします。全体は下記参照。 www.hayakawabooks.com 毎年セールの顔ぶれが違うのでおすすめする作品もがらっと変わってくるのだけれども、今年ありがたいのはウィリアム・ギブスンによるサイバーパンクの金字塔『ニューロマンサー』や『クローム襲撃』や『ディファレンス・エンジン』が入っていることかな。他、アシモフのファウンデーションシリーズや、ヴォネガットやクラークやディックの諸作品など、有名どころが勢揃い。 特にギブスンの作品はどちらかと

    今年も早川書房が海外SF作品の電子書籍セールをはじめたので、新刊を中心におすすめをピックアップ! 2019年版 - 基本読書
  • SF作品にありがちな「ドーム型の宇宙基地」は現実的ではない

    by O Palsson ゲーム映画などのSF作品において、月や火星に建設された基地が「ドーム型」に描かれるケースが多くあります。しかし、ハイパーループに関する専門家でありながら火星探査などに関する著作を出版しているケイシー・ハンドマー氏が「ドーム型の宇宙基地は見た目はカッコいいが、現実的ではない」と指摘しています。 Domes are very over-rated – Casey Handmer's blog https://caseyhandmer.wordpress.com/2019/11/28/domes-are-very-over-rated/ ハンドマー氏は最初に、宇宙基地の目的が「その惑星で自給自足すること」だとして議論を開始しています。火星での基地建造に話を限定すると、火星表面は空気が薄い上に平均気温がマイナス43度と厳しい環境な上に、地球からロケットで持ち込める機材・

    SF作品にありがちな「ドーム型の宇宙基地」は現実的ではない
  • 世界に対する認識そのものが問われる、SF密室ミステリィ──『世界樹の棺』 - 基本読書

    世界樹の棺 (星海社FICTIONS) 作者:筒城 灯士郎,淵゛出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/11/17メディア: 単行(ソフトカバー)この『世界樹の館』は、『ビアンカ・オーバーステップ』という作品で衝撃のデビューを飾った筒城灯士郎の最新作である。ビアンカの何が衝撃のデビューだったのかというと、もともと筒井康隆がはじめてライトノベルを書いたという触れ込みの『ビアンカ・オーバースタディ』という作品があった。筒城灯士郎はその続篇を勝手に書いて新人賞に応募してきて、権利面などの困難さはあるものの、それをはねのけるだけのパワーを持った作品であったためにデビューに至ったという経緯があるのである。 huyukiitoichi.hatenadiary.jp で、実際『ビアンカ〜』って、コメディからシリアスまで縦横無尽にこなし、メタ・パラフィクションであり、能力バトルであり異世界物であり

    世界に対する認識そのものが問われる、SF密室ミステリィ──『世界樹の棺』 - 基本読書
  • 早川書房のSFコンテストを受賞した二作(ハードSFの期待の新星『オーラリメイカー』、描写で魅せる重厚なSFファンタジィ『天象の檻』)を同時に紹介する。 - 基本読書

    オーラリメイカー 作者: 春暮康一,rias出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/11/20メディア: 単行この商品を含むブログを見る天象の檻 作者: 葉月十夏,長乃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/11/20メディア: 単行この商品を含むブログを見る春暮康一『オーラリメイカー』は第七回SFコンテストの優秀賞、葉月十夏『天象の檻』は同じく第七回の特別賞ということで、どちらも今一番新しいSFコンテストからの刊行作になっている。このSFコンテストは2012年に一度仕切り直された形で始まった賞なのだけれども、全7回のうち今回も含めて3回が大賞が出ていない(特に第4回以降は大賞が出たのは、第5回の『コルヌトピア』『構造素子』のみ)。 というわけで、この数回の実績だけみると大賞が取りづらい賞ともいえるのだけど、そのかわりこうして芽のある作品はちゃんと刊行されるともいえる。

    早川書房のSFコンテストを受賞した二作(ハードSFの期待の新星『オーラリメイカー』、描写で魅せる重厚なSFファンタジィ『天象の檻』)を同時に紹介する。 - 基本読書
  • 世界最大の詐欺のため、詐欺師を中心とした各分野のプロフェッショナルが集合するSF版オーシャンズ11──『量子魔術師』 - 基本読書

    量子魔術師 (ハヤカワ文庫SF) 作者: デレク・クンスケン,金子司出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/11/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見るこの『量子魔術師』はカナダ生まれの作家デレク・クンスケンによる第一長篇にして、スペース・オペラ版オーシャンズ11といった感じのSFである。この、バカっぽいタイトルであるにも関わらず(原題も『The Quantum Magician』)、『三体』の劉慈欣が『テクノロジーはわれわれを、肉体さえ、根的に変える。それをクンスケンは見事に示した』とコメントを寄せていたりして、バカ寄りじゃないのか……? と思っていたが、読んでみたらちゃんと痛快娯楽SFであった(バカではない)。 あらすじをざっと紹介する。 あらすじを紹介すると、魔術師と呼ばれる腕を持つ詐欺師ベリサリウスが、サブ=サハラ同盟と呼ばれる小さな国家から、厳重な警備によって

    世界最大の詐欺のため、詐欺師を中心とした各分野のプロフェッショナルが集合するSF版オーシャンズ11──『量子魔術師』 - 基本読書
  • 未来のプログラマーは、いま「SF作品」で倫理を学んでいる