先日、事務所を通じて中咽頭癌であることを公表した坂本龍一。当面は治療に専念し、公の行事、音楽活動は休止ということだが、ファンとしては全快し、再び彼の旺盛な音楽活動が再開されるのを心から願うばかりだ。今回ピックアップした『B-2 UNIT』はYMOが人気沸騰中の1980年にリリースされた彼のソロ2作目。発表当時から難解で過激、非商業的であることを貫いた問題作とも言われる一方で、坂本龍一の傑作アルバムのひとつに数えられるなど、最高の評価をするリスナーは少なくない。近年の作品のクオリティーだって高水準であるのは多くが認めるところだが、当時28歳の坂本龍一が思いっきりラディカルに、コマーシャリズムを否定し、そして自身がメンバーであるYMOにさえ反目するような姿勢を示した野心作であり、その革新性は今も色褪せずにある。 テクノが社会現象になるほどに、狂騒的 なブームを巻き起こした1980年のYMO 『
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