新たな理論は暗黒物質なしに観測結果に合致する両者の数値自体は異なるが傾き(比率)はよく似ている / Credit:Rajendra P. Gupta . Testing CCC+TL Cosmology with Observed Baryon Acoustic Oscillation Features . The Astrophysical Journal (2024)既存の理論では粒子の相互作用にかかわる重力などの、自然な力の強度「結合定数」は時間が経過しても変化しないと考えられています。 また光の強度も時間を経ても変わらず、どんなに長い距離を走破してもエネルギーは失われないと考えられています。 しかし新たな理論では、この自然な力の強度「結合定数」が時間経過とともに弱まったり(CCC理論)、長距離を移動した光は疲れ切ってエネルギーを失う(TL理論)とする概念が含まれています(CCC+T