会社員2年目のある日。突然、自分のやっている仕事が大嫌いになりました。 大学卒業後、新卒で入った会社は超が付くほどのブラック企業で5ヵ月で退職。転職が決まって「ようやく腰を据えてまともな社会人生活が過ごせる」と思っていた矢先のことでした。 生活に困窮する人たちをサポートする仕事のはずが…… 当時、私は司法書士事務所で借金返済の相談受付や、依頼者の負担を軽減するために代理人として消費者金融、カード会社、銀行と交渉をするなど、いわゆる「債務整理」の仕事を担当していました。 相談者は生活に困窮していて、キャッシングやクレジットカードの返済が家計を圧迫していたり滞ったりで、精神的に追い詰められていることがほとんどです。これまで問題なく返済ができていた人であっても病気や解雇、家庭の事情などで収入が激減し、首が回らなくなってしまうケースを幾度となく見てきました。 法学部出身の私は、自分が学んでいた学問