Vistaを買わない理由であれば、わたしはいくらでも指摘できる。でも、わざわざそんなことをする必要もなさそうだ。なにしろ、米Microsoftは自ら、Vistaの評判を落としてるようだから。 例えば、米連邦地裁のマーシャ・ペックマン判事はちょうど先ごろ、Microsoftが虚偽広告を行ったとする集団訴訟の受理を決めたところだ(8月10日の記事参照)。では、Microsoftはどんな虚偽広告を行ったというのだろう? 皆さんは、数カ月前に「Windows Vista Capable」というステッカーが貼られたPCがたくさん出回っていたのを覚えているだろうか? このステッカーを見て、誰もが、そうしたPCにはVistaを実行する「能力がある(capable)」のだろうと考えた。この訴訟の論点は、そうしたステッカーの貼られたXPシステムが実際にはWindows Vista Home Basicを実行