2013年5月に公開予定の欧州服飾アーカイブ“Europeana Fashion”が、Europeana財団とともにTumblrページを開設しました。 このTumblrサイトでは、ファッションの専門家や文化遺産コミュニティ等による、各月様々なテーマでの服飾資料の紹介を行っていくとのことで、この3月は「靴」がテーマとされています。ウェブサイトにはイタリアのMuseo Rossimoda della Calzaturaや、英国のNorthampton Museumsの所蔵している靴のデジタル画像が公開されています。 Europeana Fashion (Tumblrでの公式ページ) http://europeanafashion.tumblr.com/ Fashion Heritage for the Masses — Join us on Tumblr (Europeana 2013/3/4
米国議会図書館のTwitterアーカイブ,その可能性と課題 2013年1月4日,米国議会図書館(LC)は,2010年に開始したTwitterアーカイブの進捗状況についてブログと白書で公表した。 LCによるTwitterのアーカイブは,2010年4月14日にTwitter社との間で結ばれた合意に基づく。これによりLCは,2006年のTwitter社のサービス開始以降に投稿されたすべての公開ツイートを保存することとなった(E1042参照)。これまでにアーカイブされたツイートは約1,700億件に達し,2013年1月には当初の3つの目標,すなわち(1)2006年から2010年までのアーカイブと(2)安定した収集プロセスの確立,そして(3)日付ごとのツイートの組織化を全て達成する予定となっている。 白書によると,収集開始当初の課題は,(2)の安定的かつ永続性のある,収集・保存・組織化の方法の開発にあ
米国議会図書館(LC)のTwitterのアーカイブ事業の進捗状況について、LCのブログに記事が掲載されています。広報責任者(Director of Communications)のGayle Osterberg氏によるゲストポストとのことであり、5ページのペーパー(PDF)が添付されています。 これによると、LCは現在までに、2006年以降のツイート1,700億件をアーカイブしているとのことです。また、1日当たりの受入れ件数は、2011年2月時点では1億4,000万件ほどであったものが、2012年10月時点では5億件ほどになっているとのことです。 さらに、現在このアーカイブを研究者が利用できるようにするため技術的課題に取組みに注力していることや、2010年4月のアーカイブ事業開始の公表以来、研究者から400件ほどの質問を受けていることが紹介されています。 Update on the Twi
ノースカロライナ州公文書館(the State Archives of North Carolina)が、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアのコンテンツをアーカイブするシステム(ベータ版)を公開しています。このシステムは、同州ダーラムをベースとするArchiveSocialが開発したものです。現在は、ベータ版として、同州の政府機関の管理するソーシャルメディアのレコードがアーカイブされており、その件数は5万5000件ほどとのことです。 検索にはファセット方式が用いられており、アカウント別、メディア別、コンテンツ種別に絞り込むことができるようになっています。 Social Media Archive BETA is live!(North Carolina Records Management Blog 2012/12/4) https://ncrecords.wordp
2012年10月10日に、Internet Archiveに保存されているデータ容量が10ペタバイト(約100万ギガバイト)を突破したと発表されました。なお、Internet Archiveで使用されているストレージには“Petabox”という名前がつけられており、ひとつのPetaboxには、3テラバイトのハードディスクを38個積んだラックが10台収められているそうです。その写真が9月5日付けのブログで紹介されています。 Our Ten Petabyte Party! Oct 25th 6-7:30(Internet Archive Blogs 2012/10/10付け記事) http://blog.archive.org/2012/10/10/the-ten-petabyte-party/ News from the Archive 0004: Petabytes, Recap, and
米国のジョージメイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史とニューメディアセンター(RRCHNM)が運営している“September 11 Digital Archive”が、2012年9月11日に開設から10年を迎え、これまでを振り返る記事をウェブサイトに掲載しています。 記事では、まだインターネットが「見る」ためのプラットフォームであった10年前に、9.11デジタルアーカイブは、利用者から9.11に関するボーンデジタル資料の投稿を受け付ける、いわばWeb2.0の“走り”だったとあります。そして、この成功を受けてRRCHNMは、スタンドアローンで動作する、デジタルコレクションの収集と保存を行うソフトウェア“Omeka”の開発や、その成果を利用したハリケーン「カトリーナ」等のデジタルアーカイブ“Hurricane Digital Memory Bank”等の作成を行ったとのことです。現在、RR
佛教大学図書館デジタルコレクションの設計とデザイン 佛教大学図書館(以下,当館)では,2012年6月5日に,当館に所蔵される京都にまつわる御伽草子や絵巻,浄土宗文献等をウェブ上で閲覧できるデジタルアーカイブ「佛教大学図書館デジタルコレクション」を公開した。『洛中洛外図屏風』,『羅生門』,『法然上人形状絵図』など,計160点,画像数7,200枚(学内限定コンテンツ除く)のコンテンツを登載したもので,公開後は『洛中洛外図屏風』を中心に反響を集めた。当館では,本デジタルコレクション向けに,オープンソース技術を基盤に“BuArc”(ビュアーク)というデジタルアーカイブシステムを開発している。ここではその開発の経緯と今後の展望について紹介したい。 当館では2007年より,デジタルアーカイブ「佛教大学図書館電子資料庫」を公開してきた。しかし,サイト設計が最新のウェブ技術を反映していないなど,近年,多く
2012年6月20日に、「沖縄平和学習アーカイブ」のプレビュー版が公開されました。全コンテンツの正式公開は6月23日とされています。 この「沖縄平和学習アーカイブ」は、沖縄平和祈念資料館と沖縄公文書館から提供された資料や、360度パノラマ写真などをGoogle Earth上に統合表示した「多元的デジタルアーカイブズ」です。利用者は、Google Earth上で沖縄戦体験者の20人の証言と182点の沖縄戦の写真および地図資料を時間軸上で絞り込みながら閲覧することができるとのことで、これにより、沖縄戦に関する多面的で総合的な理解が可能となっています。また、今後ARアプリの配信も予定されているようです。 なお、「沖縄平和学習アーカイブ」は、これまで「ヒロシマアーカイブ」や「東日本大震災アーカイブ」を手掛けてきた、首都大学東京の渡邉英徳准教授の総合監修によるものです。 沖縄平和学習アーカイブ ht
Internet ArchiveからBIGLOBEの個人ホームページ(http://www*.biglobe.ne.jp/以下のすべてのファイル)がごっそり消されたようだ。 いろいろなホームページを調べてみたが、ことごとく消えているので、ホームページの作者が個人的に削除依頼を出したのではなく、BIGLOBEサイドが自社のドメイン以下のすべてのリソースを削除するように要請したのだろう。 これは、すごくもったいないなあと思う。BIGLOBEのように昔からあるサービスには、歴史的なリソースも多数眠っていたはずなのに、それらがまったく無になってしまった。これは、少し大げさに言えば、純粋に資料的な観点からも、ネット民族誌学的な観点からも、われわれにとって大きな損失ではないか? BIGLOBEとしては、個別の削除依頼に対応するのは面倒なので、いっそのこと全削除してしまおうということなのかも知れないが、
オーストラリア国立図書館(NLA)が、福島第一原子力発電所事故に対する社会的な動きに関するウェブサイトのアーカイブコレクション“Japan, Social movements after the Fukushima Nuclear Power Station explosion, March 11, 2011”を公開しました。Internet Archiveによるウェブアーカイブサービス“Archive-It”が利用されており、現在151のサイトが登録されているようです。 Japan, Social movements after the Fukushima Nuclear Power Station explosion, March 11, 2011 http://archive-it.org/collections/2954 Archived websites of social mo
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